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一瞬で装着できる? スノーボード用の「強力マグネット式ビンディング」をスノーボーダー開発

ミラノ・コルティナ冬季オリンピックも佳境を迎えつつある。開催期間前半の注目種目のひとつだったスノーボードは全日程が終了した。各国代表選手の活躍に感化されて、自分も始めてみようと思った人は多いことだろう。
そんなスノーボード初心者にとって、特に難しそうなのが、ビンディングまわりかもしれない。スノーボードのビンディングは、凍りついてしまったり、ラチェット機構がうまく働かずに手間取ったりと、特に素人にはなにかと手間がかかりがちな器具だ。
そこで、スノーボーダー歴35年のベテランだというブレンダン・ウォーカー氏は、従来のビンディングシステムをマグネット式に置き換え、着脱の煩わしさの軽減だけでなく、システムの重量も軽減した「Machina MagIC Ride System」を考案した。そして現在、世界最軽量かつ最薄とうたう、このシステムの商品化に向けたクラウドファンディングをKickstarterで実施中だ。
名称のMagICは、Magnetic Interlocking Connection(磁気インターロック式接続)の略で、MICでなくMagICと表記することで、まるで手品のように着脱が簡単であることを強調している。
このシステムは、ボードに取り付けるベースプレートと、専用のブーツによって成り立っている。左右両ブーツのソールとベースプレートには、それぞれ4つのネオジム磁石が内蔵されており、ベースプレートにソールを合わせるだけでネオジム磁石がそれらを引き合わせる。そしてソールとベースが接触後、足を90度ほど回転させるだけで、ベースプレートのヘリカルカムが噛み合い、ブーツとベースプレートがしっかり固定される仕組みになっている。
専用ブーツの内部には、軽量なカーボンファイバー製のインナーシェルが、かかとからふくらはぎまでを包み込み、ベースプレートとハイバックの代用となっている。また、デュアルゾーンワイヤーレースがシェルを貫通し、ストラップなしでもユーザーの好みの締め具合に調整することが可能だ。
さらに、ロックを解除する場合にはベルトに繋ぎ、アウターウェアの下に装着するテザーリーシュを回すことで、瞬時にカムが開放され、かがむことなくロックを解除できる。一方、ボードからブーツを外す際は、ベースプレートから伸びるリーシュコード引きながら足をひねるように持ち上げる。
現在、Kickstarterで行われている製品化のための支援募集キャンペーンでは、予定される製品の小売価格699ドル(約10万8500円)のところ、499ドル(約7万7450円)の枠から、システム一式がリワードとして提供される。ただしこの支援枠は250セット限定となっており、記事執筆時点では残り172セットだ。これが限定数に達すると、最低価格は549ドル(約8万5211円)の枠になる。こちらは数量に限りはない。
なお、このキャンペーンの期間は2026年3月12日までとなっている。期間中に目標とする合計支援額に到達しなければ、プロジェクトからの請求はないが、すでにその額を突破している。また、プロジェクトが滞りなく製品化を進めた場合、支援者へのリワード発送は2026年10月になる予定だ。

もしこのビンディングシステムに興味があるならば、クラウドファンディングの常識としてリワードが必ずしも保証されていない点などを理解の上、支援してみてはいかがだろうか。
- Source: Machina Boot Company(Kickstarter)
- via: New Atlas
