なぜライブサービスをやらせたとの声も

ソニー、Bluepoint Games閉鎖へ。『ワンダと巨像』『デモンズソウル』リメイクの名門

多根清史

Image:Bluepoint Games

ソニーが、『ワンダと巨像』や『デモンズソウル』のリメイクで知られる開発スタジオBluepoint Gamesを閉鎖する予定だと、Bloombergが報じている。

同スタジオは2026年3月に正式閉鎖され、約70人の従業員が職を失う見込みである。ソニー広報は「Bluepointは優れた技術力でPlayStationコミュニティに素晴らしい体験を提供してきた。情熱、創造性、職人技に感謝する」と称賛する一方、持続可能な事業構築のための判断であると説明している。

またKotakuによると、PlayStation Studios責任者のHermen Hulstは社内メールで、閉鎖の背景として「開発コストの上昇、業界成長の鈍化、プレイヤー行動の変化、経済的逆風」を挙げたという。

Bluepointは2006年に設立され、2021年にソニー傘下入りしたスタジオである。前述のリメイク作品に加え、『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』の共同開発でも知られる。その後、『ゴッド・オブ・ウォー』のライブサービス版(継続的に新コンテンツを追加し、プレイヤーを長期間定着させるビジネスモデル)に着手したものの、2025年1月にキャンセルされたと報じられていた

ソニーのライブサービス関連の失敗を踏まえれば、この決定は驚くべきものではない。同社は制作に8年を費やした対戦FPS『Concord』のサービスを、発売からわずか2週間で終了。その後まもなく、同作の開発元Firewalk Studiosも閉鎖している。

Bluepoint Gamesの移植・リメイク作品は高い評価を受けており、PlayStationの古典タイトルを現行ハードで蘇らせるうえで大きな資産になるとみられていた。その閉鎖については、PS5世代を通じて「ソニーが最も愛されるフランチャイズの管理を十分に行えず、開発期間の長期化によってゲームの発売本数も減少し、ライブサービス戦略にも一貫性を欠いている」象徴であるとの指摘も出ている

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