お手軽価格だけに、悪用も増えつつあり…

忘れ物トラッカー「AirTag」売れ行き好調。次モデル開発にも繋がる?

Image:Jack Skeens/Shutterstock.com

アップルが忘れ物トラッカーAirTagを発売(2021年4月)してから1年以上が経過したが、同社は売れ行きなど詳細な情報を明かしていない。だが出荷台数は徐々に増えており、いずれは第2世代の開発に繋がるとのアナリスト予測が報じられている。

この観測の発信源は、アップルのサプライチェーン情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏のツイートだ。それによるとAirTagの出荷台数は、2021年には約2,000万個、2022年には3,500万個に達すると見積もられるとのことだ。なおアップルは、2018年末からiPhoneやiPadほか自社製品の販売台数を非公開としており、調査会社やアナリストの示す数字はすべて「推定」である。

第2世代製品について、Kuo氏はそれ以上の詳細を述べていない。何らかの手がかりをつかんでいる可能性が高いと思われるが、現時点ではどのような改良が施されるのかは不明だ。

本来AirTagは鍵やバックパック、荷物やヘッドホンなどに付けて置き忘れを防止したり、追跡するためのものだ。しかし、過去1年にはストーカーや泥棒に悪用される例もあり、米国ではニューヨーク司法長官が注意喚起をしたり、オハイオ州で誰かの追跡に許可なくAirTagを使うことを犯罪行為とする法案が提出されたこともあった。

もともとアップルは「見知らぬAirTagが一緒に移動している場合は、iPhoneから通知」などの仕組みを導入し、Android向けにもAirTag検出アプリ「トラッカー検出」を提供している。それに加えてストーカー対策を強化を順次行うとも予告しており、4月末には不審なAirTagを見つけやすいよう警告音を大きくしていた。

米9to5Macのライターは個人的な予想として、第2世代ではストーキング対策の強化や、より大きなスピーカー、そしてアダプタなしに持ち物に着けやすいデザインの調整などを挙げている。着けやすさを優先すれば小型化も候補に上りそうだが、より見つけにくく悪用しやすくなるとも思われ、可能性は低そうだ。

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