過剰なAI統合も一時停止

Windows 11、「タスクバー移動」復活か。ユーザーの不満受け信頼回復狙う

多根清史

Image:aileenchik/Shutterstock.com

マイクロソフトはWindows 11の発売以来、数々の「押しつけ」がユーザーの反発を招いたことを受け、戦略転換を図っていると見られる。先日もAIの過剰な統合を抑制し、メモ帳やペイント等への新規Copilotボタンの追加を一時停止すると報じられたばかりだ。

こうした信頼回復の一環として、タスクバーの移動機能が復活する可能性が浮上している。

Windows 11ではタスクバーにここ数十年で最大級の変更が導入されたが、そのすべてが歓迎されたわけではない。なかでも不評だったのが、Windows 95以来親しまれていた「タスクバーを左・右・上へと移動させる」機能の削除である。この機能の復活を望む声は非常に多く、記事執筆時点でフィードバックHubには2万4000票以上の賛成票が投じられている。

内部情報に詳しいWindows Centralによれば、マイクロソフトはついにこの機能の復活に向けて動き出したという。単に移動を可能にするだけでなく、配置を変更した後もすべてのフライアウト(ポップアップメニュー)やボタンが正常に動作するよう調整される。さらに、タスクバーのサイズ自体も変更可能になるとされている。

新機能のリリース時期には常に不透明さが伴うものの、同社は2026年夏のローンチを確実にするため、格別の努力を払っている模様だ。

また、同記事ではエクスプローラーやシステム全体のパフォーマンスに関する問題にも触れており、マイクロソフトがこれらの修正を計画していると指摘している。ただし、こちらの提供時期については明言されていない。

マイクロソフトは過去2年間で損なわれたWindows 11の信頼を取り戻すべく、ユーザーが抱える「痛点」の解決に本気で取り組んでいるようだ。これらの施策がユーザーの反発を解消し、ポジティブな評価へと転換できるのか、今後の推移が注目される。

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