Thunderbolt 5の帯域幅に余裕を持たせるため?

次期Studio Display、最大90Hzで2026年前半発売か

多根清史

Image:Tanya Keisha/Shutterstock.com

アップルの次世代Studio Display(Studio Display 2)について、最大90Hzのリフレッシュレートになるとの噂が報じられている。これは現行モデルの60Hzよりは向上するものの、ProMotionの120Hzには及ばない数値だ。

2024年11月、テック系ポッドキャスト「Upgrade」(Relay FM)にて、あるリスナーが「アップルは次期Studio Displayや将来のiPad Air、iMacに使用する可能性のある90Hzディスプレイ技術を開発している」と主張した。リフレッシュレートが向上すれば、動画再生やスクロールがより滑らかになるが、最新のiPhoneやiPad Pro、MacBook Proが実現している120Hz表示には一歩譲ることになる。

続いてMacRumorsの情報提供者が、オンライン上に流出した「iOS 26」の内部ビルドに基づき、この主張を裏付けた。

アップルの既存製品は、最大リフレッシュレートが60Hzまたは120Hzのいずれかであるため、この仕様は異例といえる。しかし情報提供者によると、iOS 26の内部ビルドに含まれる複数のコード文字列やディスプレイコントローラの記述は、最大90Hzになることを明確に示唆しているという。

この仕様は、Thunderbolt 5の帯域幅を考慮し、他のデバイスや周辺機器との接続を優先した結果とみられている。Thunderbolt 5は圧縮なしで5K/120Hzをサポートできる能力を持つが、外部接続機器のためにあえて帯域を確保しておく狙いがあるようだ。

BloombergのMark Gurman記者による最新情報では、Studio Display 2は2026年前半に発売予定だという。さらに先月、モデル番号「A3350」の未発表ディスプレイが中国の規制データベースに登場しており、これがStudio Display 2である可能性が高いと目されている。

ほかに噂されている機能としては、ミニLEDバックライト、HDRサポート、そしてA19チップの搭載が挙げられる。特に搭載プロセッサが、現行のA13(iPhone 11相当)からA19(iPhone 17相当)へとアップグレードされれば、幅広い新機能がもたらされる可能性がある。

もっとも、根拠となるiOS 26の内部ビルドは2025年初頭のものであるため、それ以降にアップルの計画が変更された可能性もある。より確度の高い追加情報を待ちたいところだ。

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