左側にバッテリーと画面構造を集中させるため

折りたたみiPhoneは「開くとiPad mini」デザインか。音量ボタンは右上に?

多根清史

Image:tinhkhuong/Shutterstock.com

折りたたみiPhone(通称、iPhone Fold)のデザインやボタン配置について、詳細な噂が報じられている。

中国の著名リーカー、刹那数码(Instant Digital)氏はWeiboにて、iPhone Foldの予想図や各機能の概要を解説した。その中には、これまで報告されてこなかった新情報も含まれている。

  • 音量ボタンは左側ではなく、デバイスの右上側に配置される(iPad miniの配置に近い)。これは、従来のスマートフォンの使用習慣を覆す仕様となるだろう
  • 電源ボタン(Touch ID統合型)およびAIボタン(カメラボタン)は、引き続き右側に配置される
  • なぜこの配置なのか。それはマザーボードが右側にあり、ボタンのために配線が画面を横切って左側へ延びるのを避けたためだ。その結果、左側には物理ボタンが一切なく、ほぼすべてのスペースが画面構造とバッテリーに充てられている。これは「iPhone史上最大のバッテリー容量」という結果にもつながっている
  • フロントカメラはシングルパンチホール設計を採用し、画面の切り欠きはより小さく、すっきりとした印象を与える
  • 要するに、iPhone Foldは極限まで突き詰められつつも、合理的で洗練された内部積層構造を備えており、業界に衝撃を与えることが期待される
  • 背面のデュアルカメラ、マイク、フラッシュは右側(背面から見た場合は左側)に水平配置されている。カメラモジュールは本体色とは異なり、全体が黒いベースになっているように「見える」
  • 現在、ホワイトのみが確認されているが、2色のカラーバリエーションが展開される見込みだ

音量ボタンを右上へ移動させることは、確かにユーザーに意識の切り替えを強いるだろう。しかし、「右側に基板やボタン類、左側にバッテリーと画面構造(ヒンジ機構やバックプレート等)を集中させる」という新たなフォームファクタを考慮すれば、合理的な判断といえる。バッテリー容量の最大化については、別の中国リーカーによる報告とも一致している。

また、今回の投稿ではカメラ周りの仕様も注目されている。なかでも、フロントカメラがパンチホールデザインになるという点は重要だ。iPhone FoldにはFace IDが搭載されず、Touch IDのみになるとみられるため、この設計は理にかなっている。その結果、ダイナミックアイランドは廃止されるか、大幅に縮小される可能性がある。

さらに、背面カメラは水平に配置されるという。これは従来の垂直配置からの変更だが、これによりデバイスを横向きにせずとも、Vision Pro用の空間写真や空間ビデオをそのまま撮影できるようになるはずだ。

全体として、iPhone Foldは一部でiPhone Airのデザインを踏襲しつつ、展開した状態ではiPad miniに近い外観になりそうだ。

関連キーワード: