オーディオ機能のみ「Linse Lite」も

眼鏡市場がスマートグラス参入。開発に4年、カメラ搭載オーディオグラス「Linse」

編集部:平山洸太

左が「Linse」、右が「Linse Lite」

眼鏡市場を展開するメガネトップは、写真撮影と音楽再生・通話に対応するスマートグラス「Linse」を2月6日に発売する。カメラを省いた廉価モデル「Linse Lite」も合わせて用意。価格はLinseが55,000円、Linse Liteが19,800円(どちらも税込)。

メガネ、コンタクトレンズ、補聴器などを展開する眼鏡市場が、スマートグラスに参入する格好。日本と台湾を合わせて1063店舗を展開しているが、今回のモデルはそのうち130店舗にて取り扱う。

4年以上の年月をかけて開発したというスマートグラス。Linse(リンゼ)という名称には、Luminous(明瞭で)、Interactive(双方向な)、Next-Gen(次世代の)、Smart(スマート)、Eyewear(アイウェア)という意味を込めたとしている。

デザインは日本人に人気のあるものを採用したとのこと。開発には同社が持っている日本人の平均データも活用し、女性にも掛けられるものを目指したという。また、同社がもつフィッティング技術を活かすべく、あえてECサイトで販売することはせず、店舗のみに限定。レンズは標準ではサングラスだが、店舗で度数を入れることも可能。

左が「Linse」、右が「Linse Lite」

スマートグラスが「特別なものから日常の選択肢に移りつつあるなか、ガジェットとしてどうかではなく、毎日掛けるメガネとして成立するかという観点で向き合ってきた」と同社商品開発部 部長の吉田和弘氏は説明。今後も「多くのユーザーの利便性」を高められるよう、「新しいモデルの開発を加速させていきたい」としている。

Linseの正面右側には1200万画素のカメラ、左側にはLEDライトとセンサーを搭載。シャッターボタンは右側のつる上部に備えている。また、つるの上下にはスピーカー、側面にはマイクを内蔵する。スピーカーは指向性のあるものを採用し、音漏れを低減。コーデックは両モデルともSBCとAACをサポート。

Linseはカメラを搭載
つるにスピーカーを搭載(写真はLinse)

なお、プライバシーに配慮するため、撮影時にはシャッター音が鳴る仕様だ。また、撮影中にはLEDライトが点灯し外部からわかるように。LEDライトを隠した場合、LEDライトの横にあるセンサーが反応し、撮影できないようになっている。

左側のLEDライトが光るようになっている

同社は目線かつ両手が塞がっていても撮れることから、ラジコンのメンテナンス風景を撮るシーンなどに活用できると説明。釣りやゴルフ、ツーリングなどにも最適だという。ビジネスにおいてマニュアル作成や教育にも有用としており、同社ではメガネを組み立てたりレンズを作るシーンを撮影したとのこと。

撮影イメージ

LinseとLinse Liteはカメラの有無が大きな違いだが、細かな部分が異なっている。防塵防水性能は、LinseはIP54、Linse LiteはIPX4に対応。充電方式も、Linseはバッテリー内蔵充電ケース、Linse LiteはUSB Type-A to マグネットコネクタとなっている。

Linseはバッテリー内蔵充電ケースで充電を行う(端子はUSB Type-C)
Linse Liteと付属ケース

Linseの連続再生時間は約4時間、充電時間は約1時間。また、Linse Liteの連続再生時間は約5時間30分、充電時間は約1時間。Linseのみ32GBのストレージを搭載しており、動画の撮影サイズは1920×1440px/30fps、最長撮影時間は60秒となる。質量は、Linseが約45g、Linse Liteが約40g。

専用アプリの画面

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