さて、どうなるだろう

テスラとSpaceXとxAIが「合併」に向け協議中との報道

Munenori Taniguchi

Image:SpaceX

イーロン・マスク氏が所有するSpaceXが、xAIおよびテスラとの間で合併の可能性を探るために協議していると、複数のニュースソースが報じている。

報道によれば、この交渉ではSpaceXが、少なくとも他の2社のうち1社を吸収合併する線が濃厚である模様だ。ただ、Bloombergが匿名関係者からの話として伝えるところでは、SpaceXとテスラが合併するか、SpaceXとxAIが経営統合するという話になっているという。

最近のフィナンシャル・タイムズの報道によると、マスク氏は6月にSpaceXのIPOを実施させたいと考えているという。しかしReutersによれば、それに先立ってxAIと合併してしまう可能性があるとのことだ。そうすることで、X、Grok、Starlink、宇宙ロケットという各事業がひとつの企業に収まることになる。

もちろん、合併に向けた協議というのは公にはされていない。しかし、ネバダ州で1月21日に「K2 Merger Sub Inc.」と「K2 Merger Sub 2 LLC」という2つの新しい法人が設立されたことが確認されている。

昨年7月には、SpaceXがxAIに20億ドルを投資することに合意したとWall Street Journalが報じていた。SpaceXとxAIが統合すれば、マスク氏が最近SNSへの投稿で言及した「宇宙ベースのAIコンピューティング」を行う宇宙データセンターの設置が実現しやすくなるだろう。

また今週、マスク氏はテスラがxAIに20億ドルを投資したと述べた。このテスラからxAIへの投資について、テスラの株主らは昨年の段階では反対していたが、テスラはこれを推し進め、後の決算発表説明会では、xAIへの投資が「マスタープラン パートIVに基づくテスラのより広範な戦略の一環」であると説明した。

もし、SpaceXとテスラが合併するならば、上記の宇宙データセンターにテスラのエネルギー貯蔵事業を組み合わせることも考えられるようになる。

つまり、SpaceXはxAI、テスラのいずれかと合併しても、あるいは3社すべてを一つに統合してしまっても、それぞれのリソースの統合や共有において、マスク氏の構想にメリットを生み出すことになる。しばらくすれば、合併に関するもっと具体的な方向性や詳細、法的な問題などが浮かび上がって来るかもしれない。

いずれにせよ、すでに考えられる懸案事項は、マスク氏が語る壮大な計画は、予定や計画のとおりにことが運んだ試しがほぼないことだ。最終的にどうなるかは、いまは予想のしようもないのが実際のところではないだろうか。

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