Windows on Arm普及に弾みが付く?

噂のNVIDIA製Armチップ搭載ノートPC? 未発表6モデルがレノボ公式サイトから見つかる

多根清史

Image:Below the Sky/Shutterstock.com

先週、NVIDIA製のArmベースチップ「N1」および「N1X」を搭載したノートPCが、まもなく登場するとの噂が報じられていた。それに続き、レノボのウェブサイト上で、これら両チップを採用した6種類の製品が確認されたと伝えられている。

データマイナーのHuang514613氏は、同サイトから発掘した未発表のモデルコードをX(旧Twitter)に投稿した。そこには、14インチおよび16インチの「Ideapad Slim 5」、15インチの「Yoga Pro 7」の2つのバリエーション、そして「Yoga 9」のコンバーチブル2-in-1モデルが列挙されている。これらの製品名には、いずれも「N1」または「N1X」という表記が含まれている。

なお、レノボの他のノートPC製品名には、搭載チップのプラットフォームを示すコード名が標準的に含まれている。インテル製であれば「I」、AMD製は「A」、クアルコム製は「Q」といった具合で、「Legion Pro 7 16IAX10H」や「Legion Pro 5 16ARX8」などがその例だ。

さらに、レノボの「Legion Space」制御ソフトウェアのアップデートページには、記事執筆時点でも「Legion 7 15N1X11」というゲーミングノートPCの存在が記載されている。この「N1X」は、NVIDIAのゲーミング向けSoCを指している可能性が高い。

これに先立ち、Dellも「Alienware」ブランドのゲーミングノートPCを近く投入すると噂されている。台湾の大手メディア「経済日報」は、本製品が消費電力65Wで、120W級のGeForce RTX 4070搭載ノートPCと同等の性能を発揮できると報じていた。

また数日前には、台湾メディアDigitimesが、NVIDIAが今春にN1およびN1XをノートPC向けプラットフォームとして発表し、夏までに多数のOEM製品が登場すると報じている。さらに同社は、2027年後半に向けてN2およびN2Xチップをロードマップに載せているという。

NVIDIAは過去にも、Armベースの消費者向けデバイスを手がけてきた。初代Nintendo SwitchおよびSwitch 2には同社製チップが搭載されており、初代Microsoft Surface RTや、NVIDIAの携帯ゲーム機「Shield」、セットトップボックス「Shield TV」などにも採用されてきた。

さらにAMDも、将来のMicrosoft Surface向けに独自のArmチップを開発していると報じられている

Armアーキテクチャは省電力性能に優れ、バッテリー持続時間を延ばしやすいことからノートPCとの相性が良い。今後は、従来のx86系チップからシェアを奪っていく可能性が高いとみられる。

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