競合より最大15%高速なゲーム性能アピール

AMD、Zen 4採用のCPU「Ryzen 7000」シリーズを9月27日発売

Gadget Gate

Image:AMD

米AMDは現地時間8月29日、新たなデスクトップPC向けプロセッサー「Ryzen 7000」シリーズを発表。9月27日に全世界で発売するとアナウンスした。主にゲーミングPCやクリエイター向けPCの用途を見込んでいる。

Rizen 7000シリーズは、同社が新たに開発した次世代のアーキテクチャ「Zen 4」を採用している。なおプロセスルールは5nmで、高性能なx86 CPUとして初の5nm製品であると謳っている。

Ryzen 7000は4つのラインナップを用意。モデル名とコア数、スレッド数、ブースト時のクロック周波数、TDP(熱設計電力)、および価格は以下の通り。

・「Ryzen 9 7950X」16コア32スレッド/最大5.7GHz/170W/699ドル
・「Ryzen 9 7900X」12コア24スレッド/最大5.6GHz/170W/549ドル
・「Ryzen 7 7700X」8コア16スレッド/最大5.4GHz/105W/399ドル
・「Ryzen 5 7600X」6コア12スレッド/最大5.3GHz/105W/299ドル

AMDではZen 4について、Zen 3と比較して2桁のIPC (Instructions per cycle=サイクルあたりの命令実行数)向上を実現したと説明。競合製品より最大15%高速なゲーム性能や、優れた効率を発揮するとアピールしている。またハイエンドにあたるRyzen 9 7950Xは、競合製品と比較し、高負荷時の効率が最大47%良いという。

Image:AMD/YouTube

同社はまた、Ryzen 7000シリーズも対応する「AM5プラットフォーム」を発表した。デュアルチャネルDDR5メモリーや最大24本のPCIe 5.0レーンなどをサポートしており、チップセットはX670 Extreme、X670、B650E、B650の4種類をリリースする。

さらにAMDは、新しい「AMD RDNA 3」アーキテクチャーを搭載するグラフィックカード「AMD Radeon RX」のデモも世界初公開。こちらは今年後半に発売予定だとしている。

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