あくまでアップル自社設計、インテルは製造のみ
iPhone、インテルにチップ製造を委託か。2028年のiPhone 19に搭載?

アップルが将来のiPhone向けチップについて、インテルに製造委託する可能性があると、これまで複数の情報源が伝えてきた。今回、著名アナリストがその見方を補強し、アップルとインテルの提携がまもなく実現するとの見通しを示している。
中国の総合証券会社GF Securitiesのアナリストであるジェフ・プー(Jeff Pu)氏は、研究ノートの中で、インテルが「14A」について「強固な外部顧客候補」を有していると述べた。14Aとは、同社の1.4nmクラスに相当するプロセス技術である。
その顧客候補として、アップル、AMD、NVIDIAの名前が挙げられている。プー氏は「アップルのSP SoC(SoC全般)や、NVIDIAおよびAMDのx86サーバー向けチップといった、潜在的な受注獲得についての見通しを再確認する」としている。
これに先立ち、昨年末には、プー氏がアップルの「非Pro向けスマートフォンSoC」が2028年からインテル製になる可能性があると報じていた。今回の研究ノートは、その見通しを直接的には言及していないものの、結果として同見解を裏付け、補強したことになる。2028年の非Proモデルといえば、おそらく「iPhone 19/19e」向けとなりそうだ。
また、アップルのサプライチェーンに精通するアナリストであるミンチー・クオ(Ming-Chi Kuo)氏も、インテルが「2027年にもアップルの最下位Mプロセッサの出荷を開始する」と報告している。これは、おそらくベースモデルとなる「M7」チップを指しており、一部のiPadやMacモデルで使用される可能性がある。
こうした変化があったとしても、アップルはiPhoneおよびMac/iPad向けプロセッサの開発と設計を、引き続き自社内で行う見通しである。かつてのようにMacがインテル製のx86アーキテクチャCPUへ回帰するわけではなく、ArmベースのAppleシリコン路線は今後も継続するとみられる。
これまでとの違いは、自社設計チップの製造をTSMCのみに委ねてきた体制から、インテルが追加の製造パートナーとして加わる点にある。これはあくまでAppleシリコンの製造元を多角化する動きに過ぎず、あわせて米トランプ政権の意向に沿った、アメリカ国内製造プログラム(インテルの工場は米国内に所在)の一環とみられる。
- Source: 9to5Mac
