Xbox Series Xより割高になる可能性

Steam Machineは意外と高い? 欧州小売サイトから価格情報が流出

多根清史

Image:Valve

Valveは昨年11月、新型のリビング向けゲームハード「Steam Machine」を発表したが、その際に価格は公表されなかった。公式には「現在のPC市場から予想される価格帯に近いものになる」と述べるにとどまっている。

そうしたなか、チェコの小売店Smarty.czのウェブページを解析した結果、価格の手がかりが得られた可能性があると報じられている。

Smartyは、Steam DeckなどValve製品の欧州認定販売店として知られる企業である。同社のサイト上にはSteam Machineの製品ページが存在するものの、表向きには価格は表示されていない。

しかし、RedditユーザーのClawSomeGamer氏がSmartyのサイトソースを解析したところ、512GBモデルが19,826チェコ・コルナ(約950ドル)、2TBモデルが22,305チェコ・コルナ(約1,070ドル)という価格情報が見つかったという。ただし、これらは「Smartyが顧客に販売する際の価格」である可能性が高い。

同氏によれば、Smartyは通常、製品に約17%のマージンを上乗せして販売しているとされる。そのため、Valve側の想定価格は、512GBモデルで約814ドル(約13万円)、2TBモデルで約916ドル(約14万5,000円)程度になると推測される。

参考までに、PS5 ProおよびXbox Series Xの米国価格は、最近の値上げ後でも800ドル未満に収まっている。1TBストレージを搭載した最安モデルは、PS5が499ドル、Xbox Series Xが649ドルである。

今回のリーク情報が正しいかどうかは不明だが、現在の半導体市場を踏まえると、Steam Machineが高価格帯になる可能性は十分に考えられる。

現在はメモリ不足と価格高騰が深刻化しており、AIブームの影響でHBM(高帯域幅メモリ)の製造が優先された結果、汎用DRAMの供給が逼迫している。その影響はスマートフォン、ノートPC、ゲーム機にまで及び、各社に値上げ圧力がかかっている。

実際、CES 2026ではサムスンの幹部が、Galaxyスマートフォンの価格引き上げを検討していることを認めていた

このメモリ危機が解消されるのは、早くても2027年以降になると見られている。そのため、Steam Machineがいつ発売されるにせよ、その価格には、こうしたメモリ高騰の影響が反映される可能性が高そうだ。

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