未完成で出すぐらいなら再延期を選ぶとのこと

GTA6はまだ未完成? それでも「2026年11月発売」は現実味あり

多根清史

Image:Rockstar Games

Rockstar Gamesが開発中の次期超大作『Grand Theft Auto VI』(GTA6)について、ゲームはまだ「コンテンツ完成(content complete)」には至っていないものの、2026年11月発売という日程は、過去に示されていた予定よりも現実味を帯びてきていると報じられている。

これはBloombergのジェイソン・シュライアー記者が、ゲーム業界ニュースを扱うポッドキャスト番組「Button Mash」で語ったものだ。同氏は業界内部に精通する記者として知られ、これまでもRockstarやマイクロソフト傘下スタジオの内情を伝えてきた実績がある。

同氏によれば、2026年1月時点でもレベルやミッションの仕上げ作業が続いており、本格的なバグ修正段階には入っていないという。そのため、Rockstar内部でも11月発売を「100%確実」と言い切れる人物はいないとされる。ただしシュライアー氏は、「2025年発売」や「2026年5月発売」とされていた過去の計画よりは、今回の11月という時期のほうが現実的だと表現している。

シュライアー氏はまた、Rockstarの開発サイクルそのものが、『Red Dead Redemption 2』(RDR2)と極めて似た道筋をたどっていると指摘する。RDR2は2016年に2017年秋発売を発表したものの、2017年春、2018年秋と二度の延期を経て、最終的に2018年10月26日に発売された。いずれも品質向上を理由とする延期だった。

「これがRockstarのやり方だ。少なくともここ数十年はそうだった」「今回も同じことが起きても、特に驚きはしない」と、同氏は語っている。

さらに、GTA6のパブリッシャーであるTake-Two Interactiveについても言及があった。同社は2027年3月までの決算期内にGTA6を発売したいという強い事情を抱えている。株価への影響が極めて大きいためだ。しかし一方で、品質を犠牲にした発売は許されず、未完成であれば延期し、株価下落を甘受するしかないというジレンマを抱えているとも指摘する。

実際、GTA6の発売延期が報じられるたびに、Take-Twoの株価は大きく下落してきた

「この規模のゲームでは、賭け金があまりにも大きい」「完璧以下で妥協することは絶対にできない。あまりにも多くのものが懸かっている」と、シュライアー氏は語る。

さらに同氏は、「仮に10月になっても、ゲームが100%完成していなければ、無理に発売するより延期を選ぶだろう」とも付け加えている。

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