スマートリング5種比較、最も気に入ったのは【推しモノ2025】

2025年は、複数のスマートリングを試用する機会を得た。サムスン電子「Galaxy Ring」(63,690円)、Oura Health「Oura Ring」(52,800円〜)、RingConn「RingConn第2世代」(52,800円〜)やISSIN「Smart Recovery Ring」(29,800円)などと比較した上で、SOXAIの「SOXAI RING 2」(39,980円)がコスパや使い勝手、筆者のニーズに合致するという意味でベストバイだと感じた(価格はいずれも直販・税込)。
筆者は家族に「たまに呼吸が止まる」と言われることがあり、睡眠時無呼吸症候群の疑いがある。本稿執筆時点では検査機器による検査・診断を受けていないため “疑い” ではあるものの、いびきをかくことや睡眠時に呼吸が何度か止まるのは確かだ。そこで、睡眠時の呼吸や血中酸素濃度などを計測することで、睡眠状況を把握したいというニーズがあった。
睡眠時無呼吸症候群の傾向を計測する機能は、RingConnの「RingConn第2世代」も搭載している。こちらは充電器にバッテリーを内蔵していることや、自動運動計測機能を搭載していることも踏まえるとかなり魅力的ではあったものの、コスパでわずかにSOXAI RING 2が勝利したという感じだ。

SOXAI RING 2は発売されたばかりでまだ1週間ほどしか試用できていないが、バッテリーが約14日間もつといううたい文句はだいぶ正確なようだ。
通常モードよりも歩数や心拍数、心拍変動の正確性を高めた「インテンシブモード」にして、バッテリーの減りが早くなる「睡眠時無呼吸症の傾向」機能をオンにしても、1週間使って46%までしか減っていない。スマートリングは小さいため充電時になくしやすいが、これならそのリスクを低減できるし、いちいち充電する面倒が少なくて済むのがうれしい。

1週間使った結果、睡眠時の呼吸は毎日「大きな乱れがある」と警告を受け、睡眠時無呼吸の傾向は「注意」とされてしまった。今後、睡眠時無呼吸症候群と診断される可能性もあるが、これをモニタリングしながら枕を変えてみたり、できる限りの改善方法を試してみたいと考えている。
ちなみに、全5機種を試してみて、機能面でAndroidユーザーにお薦めなベストバイはGalaxy Ringだった。充電器にバッテリーを内蔵しているためどこでも充電しやすく、ウォーキングやランニングなど自動運動計測機能も充実している。ただし価格が高いことと、iOSに対応しないこと、自動運動計測機能は不要な点で個人的ベストバイにはならなかった。
