レノボ、“2つの携帯ゲーミングPC”登場。着脱コントローラー「Legion Go Gen 2」と軽量「Go S」

レノボは、ゲーミングブランドLEGION(レギオン)から、ハンドヘルド型のゲーミングPC「Legion Go Gen 2」および「Legion Go S」を12月12日に発売する。価格はどちらもオープンだが、Legion Go Gen 2は税込189,000円前後、Legion Go Sは税込99,880円前後の実売が予想される。
Legion Go Gen 2

Legion Go Gen 2は、多彩なプレイスタイルに対応するというハイパフォーマンスモデル。初代モデル「Legion Go」からユーザーの意見を反映して改良しつつ、パフォーマンスを高めている。
ディスプレイには8.8インチの有機EL(Lenovo PureSight OLED)を採用し、より深みのある色彩を再現できると説明する。解像度は1920×1200、色域はDCI-P3 100%、リフレッシュレートは144Hz。
大きな特徴が、着脱可能な「Legion TrueStrikeコントローラー」を前モデル同様に採用すること。テーブルモード、ハンドヘルドモード、コンソールモード、FPSモードといったモードをユーザーが切り替えて使える。本体背面には無段階のキックスタンドを搭載。
コントローラーは、左右にUSB Type-Cをそれぞれ搭載することで、本体に戻さなくても充電できるように改良。給電したままの使用にも対応する。コントローラー形状も変更しており、グリップ部分のカーブを快適化することで、より握りやすくなったそうだ。

FPSモードは前モデルと同様、コントローラーを取り外してスタンドに固定することで、コントローラーをマウスのように使うことが可能。新モデルではマグネットにロック機構を加えることで、より安定した固定ができるようになったという。接点部のカバーを付属させることで、手汗を気にするユーザーにも配慮した。

バッテリーは前モデルの49.2Whから約50%拡大して74Whになった。なお、ディスプレイの解像度が2560×1600から1920×1200に下がっているのは、従来は「解像度の高さからバッテリー消耗が高かった」ためだという。

メモリは32GB(LPDDR5X)、ストレージは1TB(PCIe Gen 4)、2TBまでのmicroSDカードをサポートする。プロセッサーには、AMDのAPU「Ryzen Z2 Extreme」を搭載。インターフェースとして、USB Type-C(USB4/40Gbps)×2を搭載する。
指紋認証の電源ボタンを大型化することで、指紋認証がよりスムーズになったとのこと。また、スピーカーは開口部を拡大することでサウンドを高めている。ほか、背面のバックキーはより誤操作が少ないようにサイズと位置を変更した。質量は約920g。


Legion Go S

Legion Go Sは、8インチのディスプレイを採用するモデル。ディスプレイはIPS液晶を採用し、解像度は1920×1200、リフレッシュレートは48〜120Hzの可変に対応する。また、色域はsRGB 100% 、明るさは500nitsとなる。
「どこへでもPCゲームを持ち出す体験をすべての人へ」をコンセプトに、8インチのディスプレイで “いかに軽く” ということを目指したモデル。質量は約740g。本体は人間工学に基づき握りやすさを追求しつつ、トリガースイッチの深さ調整など使いやすさにも配慮している。ボタンの沈みや配置は長時間のプレイを想定して設計しているとのこと。

プロセッサーには、AMDのAPU「Ryzen Z2 Go」を搭載。インターフェースとして、USB Type-C(USB4/40Gbps)×2を搭載する。バッテリー容量は55.5Wh。スピーカーを前面に搭載することで、より没入感のあるサウンドも目指している。メモリは16GB(LPDDR5X)、ストレージは512GB(PCIe Gen 4)、2TBまでのmicroSDカードをサポートする。
冷却効率についても配慮しており、背面からの吸気はより大きくし、排熱は上部から行っている。これにより、ユーザーが感じる熱が少なくなるようにしているという。ほか、独自のLegion Spaceアプリをプリインストールし、パフォーマンス調整などを一元管理できる。

