2つセットだと税込82,560円
XREAL、どんな映像も“AIで3D化”できるARグラス「1S」。Switch 2 “TVモード” 対応ハブも登場

XREALは、ARグラス「XREAL 1S」および新型ハブ「XREAL Neo」を2026年1月下旬に発売する。価格はXREAL 1Sが67,980円、XREAL Neoが14,580円(どちらも税込)。2製品を合わせて82,560円(税込)のセット価格も用意する。
新型ARグラス「XREAL 1S」

XREAL 1Sは、“究極のポータブル大画面”とするARグラス。型番のSはSpecial(特別)とSuperior(優れた)の2つの意味があるとしており、今後も「2S」などのシリーズ展開を考えているとする。カラーはサイレントブルー1色。
コンセプトは「AR未体験者と、新時代を求める経験者へ」。「大画面は欲しいけどソフトや別購入のデバイスがないと難しそう」というような意見のあるAR未体験ユーザー、「もっと広い視野が欲しい」「もっと『本当の』空間体験が欲しい」というAR体験済みユーザーの両方の意見に応えたとしている。

500インチ相当での表示が可能で、視野角は「XREAL Air 2」から32%拡大させた52°。バードバス方式の光学系を採用する。また、1200pの解像度、700nitの輝度をサポート。サウンドはSound by Boseとなっている。グラス部分は3段階の調光(0%/35%/100%)に対応。

自社開発のX1チップを搭載し、本体のみでネイティブ3DoFに対応。画面を固定できるため、画面酔いが発生しにくいとアピールする。OSDメニューも搭載。さらに世界で初めて、2D映像の3D変換に対応。X1チップで処理するため追加アクセサリーは必要なく、映像だけでなく漫画などにも活用できるとする。

Switch 2対応した新型ハブ「XREAL Neo」

XREAL Neoは、Nintendo Switch 2のTVモードに対応するハブ。側面に合計2つのUSB-Cポートを搭載し、Switch 2などの映像をXREAL 1Sなどの同社ARグラスに表示できる。10000mAhのバッテリーを内蔵し、USB-Cポートから最大60Wの出力/最大40Wの入力に対応する。

もう一つの大きな特徴が、スマートフォンにマグネットで装着しながら給電できるという点。これは「ハブの他にモバイルバッテリーを持ち歩くのが面倒」という意見を反映したものだそうだ。
2026年は一般ユーザーにも拡大を
製品紹介に先立って行われたプレゼンにおいて、2025年のキーワードは「収穫祭」であると同社PR Managerの尾崎大介氏が紹介。日本におけるARグラスの発展を牽引し、「XREAL Oneシリーズ」を始めとした多くの新製品を投入したことをアピールした。

同社は2025年に前年比40%超の売上高を達成。Googleトレンドでも過去最高の注目量を達成したほか、ウェブ上のARグラスブランドにおける話題シェア80%超、Amazonの検索シェア80%、5000件以上のメディア掲載などを実現したとする。
2026年は、この流れを拡大させるため「さらなるローカライズの徹底」を行うとのこと。マーケティング、販売、サービスに加えて、コンテンツのローカライズも進めていくことで、ARの魅力や価値を訴求していくそうだ。

さらに、これまでガジェット好きを主なターゲットとしてきた同社。これからは「一般のユーザーにハイエンドから普及モデルまで」訴求していきたいとし、「シンプルに使いやすいところをさらにお届けしていきたい」と尾崎氏は強調した。
