スタンダードなモデルを新発表

RivianスピンオフALSOのモジュール電動アシスト自転車、最低価格が発表時より1000ドル安価に

Munenori Taniguchi

Image:ALSO

電気自動車メーカ-Rivianのスピンオフ企業であるALSOは、先月発表したモジュール式電動アシスト自転車の最安価格を当初より1000ドル安い3500ドルに引き下げた。

これは、4500ドルで発表したTM-B Launch EditionとTM-B Performanceという製品ラインナップに、新たにスタンダードな「TM-B」モデルを1000ドル安価な3500ドルで追加設定したことによる。

とはいえTM-Bは、TM-B Performanceとほぼ同じデザインと基本機能を備えている。変更点と言えば、電動アシスト量がPerformanceの10倍から5倍に引き下げられているところだ。ただ、一般に電動アシストバイクの出力は人力の倍数では表さないため、具体的にどれぐらいの差があるのかは、はっきりとはわからない。

他には、バッテリーの容量を小さくしたため航続距離が最大60マイル(約97km)に縮まり、走行モードは標準のみ、サスペンション機構もエアショックからオーソドックスなコイルスプリングへと変更されているという。

一方、安全装備であるブレーキは油圧ディスクブレーキにABSの組み合わせを標準装備、ハンドルポスト部にはスマホアプリ接続機能を持つ加太ーディスプレイも搭載する。

4500ドルといえば、記事執筆時点のレートで換算すれば約70万円という高額さ。おいそれと一般人が購入できる価格とは言えません。スタンダードモデルが3500ドルとはいえ、日本円にすると約54万円であり、まだまだ高額であることに変わりはない。

ただ、当初のモデルからは大きく安価になっており、電動アシスト自転車としては常識的なレベルになりつつあると言えなくもない。

TM-Bのスタンダードモデルは返金可能な50ドルのデポジットとともに予約注文をすることができ、その出荷時期は2026年春に予定されている。

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