独自冷却「CryoBoost」搭載モデルがおすすめ

ワイヤレス急速充電は“ファン搭載”が正解!注目のESR「Qi2 25W対応」3機種を検証【クーポン有】

山本竜也

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モバイル周辺機器のグローバルブランド「ESR」から、iPhone 17シリーズやPixel 10 Pro XLなどがサポートする最新規格「Qi2 25W」に対応したワイヤレス充電器の新モデルが登場した。

ワイヤレスの急速充電では、本体や充電器の温度上昇が心配になる。だが新モデルでは、ESR独自の冷却ファンシステム「CryoBoost(クライヨブースト)」を搭載し、温度上昇による充電速度の低下を防止。ケーブル充電と同等の速さでワイヤレス充電を行えるという。

このCryoBoostを搭載したQi2 25W対応のワイヤレス充電器3モデルを実際に試したので、それぞれレビューしていこう。

ESR「CryoBoostシリーズ」はこちら

CryoBoostで冷却、高速充電を実現

今回試したのは、「ESR CryoBoost 3-in-1 マグネット充電ステーション(Qi2 25W)」「ESR CryoBoost 折りたたみ式 3-in-1 マグネット充電ステーション(Qi2 25W)」「ESR OmniLock マグネット車載充電器(Qi2 25W、CryoBoost、エアコン吹き出し口)」の3モデルだ。

なお、Qi2 25Wには下位互換性があるため、Qi2対応のAndroidスマートフォンや、MagSafeに対応している従来のiPhoneでもこれら製品は利用できる。

良いと感じたのは、いずれもスマートフォンに接触するワイヤレス充電のプレート部が1段高くなっていることだ。これによってiPhoneだけでなく、カメラが縦に並ぶAndroid端末であっても、カメラの突起が物理的に干渉しづらくなっている。

充電パッドの背面にCryoBoost冷却ファンを搭載
充電パッドが一段高くなっているので、カメラが縦に並ぶGalaxyシリーズなどでも利用可能だ

ファンの音はほとんどしないが、それでも夜間のベッドサイドで使えるよう、「ESR CryoBoost 3-in-1 マグネット充電ステーション(Qi2 25W)」と「ESR CryoBoost 折りたたみ式 3-in-1 マグネット充電ステーション(Qi2 25W)」には、CryoBoost冷却ファンをオン/オフできるスイッチも搭載している。

実測!冷却による充電速度の効果は?

では、実際の充電速度はどうだろうか。「ESR CryoBoost 3-in-1 マグネット充電ステーション(Qi2 25W)」でiPhone 17 Proを充電し、その充電速度を測定してみた。

なお、ワイヤレス充電の出力を直接計測することができないので、今回はUSBテスター(AVHzY CT-3)を利用しての消費電力を計測した。充電器には付属の50W充電器を利用している。

結果は最大30Wを消費しており、0%から50%まで充電するのに約29分かかった。iPhone 17 Proのスペック表では、30分で最大50%となっているので、ほぼスペック通りか、わずかに速い充電速度だ。

Qi2の25Wを上回って消費しているのは、充電ステーション自体が電力を消費しているためだ。なお、約56分で80%、約1時間43分で100%まで充電できた。

25分~32分の間で大きく落ち込んでいるが、温度計測のために取り外したためだ

また、CryoBoost冷却ファンによる冷却効果については、室温24℃で、50%まで充電した際の背面温度は36.2℃となっていた。

参考までにCryoBoost冷却ファンをオフにして充電してみたところ、約10分経過後に消費電力が20Wに低下。実際の充電速度は15W程度に落ち込んでいると考えられる。50%充電するのに約33分かかり、本体温度が38℃まで上昇していた。CryoBoost冷却ファンの効果は確実にあるようだ。

左がCryoBoost冷却ファンをオンにして50%まで充電したところ。温度は約36.2℃だった、右は冷却ファンをオフにして測定したもので、38.3℃となっていた。室温はいずれも約24℃

ESR「CryoBoostシリーズ」はこちら

ESR CryoBoost 3-in-1 マグネット充電ステーション(Qi2 25W)

ここからは、各モデルの特徴についてそれぞれご紹介していこう。

本機は、iPhoneなどのスマートフォン、Apple Watch、AirPodsを同時に充電できる充電ステーション。似たような3-in-1の充電台は他社からも発売されているが、本製品はApple Watchの充電部分が取り外しできるのが特徴だ。

Apple Watchを使っていないiPhoneユーザーやAndroidユーザーにとって、Apple Watchの充電部分は場所を取るだけなので、取り外すことでよりすっきりと使うことができるだろう。

ESR CryoBoost 3-in-1 マグネット充電ステーション(Qi2 25W)/価格:14,999円(税込)

ちなみに、Apple Watchの充電部は単体でも利用可能だ。Apple Watchユーザーなら、持ち歩いてPCやモバイルバッテリーに接続して利用することもできる。

Apple Watch充電部は取り外しが可能

AirPods充電部はQi互換の充電パッドなので、AirPods以外も充電できる。Qi2 25W用のパッドの角度が固定なのがやや残念ではあるが、CryoBoostで発熱を抑えながら充電できる点は魅力だ。発熱はバッテリーの劣化を早めるため、長期的にみればバッテリーの劣化防止にもつながるだろう。

ESR CryoBoost 折りたたみ式 3-in-1 マグネット充電ステーション(Qi2 25W)

こちらは、折りたたみタイプの充電ステーション。iPhoneなどのスマートフォン、Apple Watch、AirPodsを同時に充電できるにもかかわらず、コンパクトに持ち運べるのが魅力だ。

折りたたみタイプのコンパクトモデルだが、iPhone、Apple Watch、AirPodsを同時に充電できる/価格:14,500円(税込)

従来バージョンはApple Watchの充電部が取り外し式になっていたが、新バージョンではこの部分も折りたためるように変更された。

本機は机上で使う上述の「ESR CryoBoost 3-in-1 マグネット充電ステーション(Qi2 25W)」と違い、持ち歩くことが想定される。そう考えると、Apple Watchの充電部は取り外すよりも折りたためる方が正解だろう。

折りたためば持ち運びにも便利だ

コンパクトながら、CryoBoost冷却ファンも搭載されており、温度上昇を抑えながらワイヤレス充電を利用できる。また、AirPods充電部の裏側にも放熱口が設けられている。なお、折りたたんだ状態でもわずかに隙間があるのでCryoBoost冷却ファンは機能するが、開いて使用した方が安心だ。

充電パッドの背面には、小さいながらもCryoBoost冷却ファンを搭載している

ESR OmniLock マグネット車載充電器(Qi2 25W、CryoBoost、エアコン吹き出し口)

充電部がボールジョイントになっているだけでなく、アーム部自体が360度回転する「OmniLock」構造を採用。車載充電器にしてはアームが長めになっているので、冬場の暖房の風を避けることができ、充電効率への影響を最小限にとどめられる。もちろん、CryoBoost冷却ファンも搭載している。

アームが長いマグネット車載充電器/価格:8,999円(税込)

エアコンの吹き出し口への取り付けは、金属製フックで安定性に配慮している。一定のところまでしか締め付けられないようになっており、吹き出し口のフィンを痛める心配も少ない。

なお、給電はUSB-C対応で、PD 40W+QC 18Wのカーチャージャーが付属する。

首元はボールジョイントになっており、自由に向きを変えられる。アーム自体も360度回転可能
吹き出し口のフィンに固定するツメは金属パーツになっている

Qi2充電器ならCryoBoost搭載モデルがおすすめ

スマートフォンの充電速度は飛躍的に向上してきているが、同時に発熱の心配も増えてきた。せっかくの急速充電も、発熱によりその速度を十分に発揮できないのはもったいない。

これからワイヤレス充電器の購入を考えている方だけでなく、すでにワイヤレス充電を利用しているが思ったように充電速度が上がらないという方は、ESRのCryoBoostシリーズを試してみるといいだろう。

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(協力:ESR)

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