本間ゴルフとのコラボモデルを装着して体験

ゴルフ機能に注目!HUAWEI「WATCH GT 6 Pro」で実際にプレイしてみた

ウォッチを装着しながらゴルフプレイを行う体験会が実施。千葉県市原市にあるゴルフ場ブリック&ウッドクラブで行われた

ファーウェイ・ジャパンとゴルフブランドの本間ゴルフとのコラボによるスマートウォッチ「HONMA×HUAWEI WATCH GT 6 Pro」が10月14日に登場した。これに際し、メディア向けの体験会が千葉県のゴルフ場で開催された。

イベントでは、実際にHONMA×HUAWEI WATCH GT 6 Proを装着し、ゴルフプレーにおける使用感を体験した。製品の使い方説明やプレゼンの後、参加者10組によるハーフコースラウンドも実施された。

上品な黒×金のデザイン、動くモグラのキャラが可愛い

スマートウォッチ「WATCH GT 6」シリーズ。左から、WATCH GT 6(41mm)、WATCH GT 6 Pro、WATCH GT 6(46mm)、HONMA×HUAWEI WATCH GT 6 Pro

ファーウェイは、2024年3月発売の「WATCH GT 4」シリーズからゴルフ機能に注力し、2024年の「WATCH GT 5」シリーズ、今年のWATCH GT 6シリーズと強化を重ねてきた。

今回体験した新機種は、WATCH GT 6 Proがベースだ。日本の99%以上のゴルフ場を含み、グローバルで17,000以上のゴルフ場コースマップが利用可能。外観はHONMAの世界観を融合したデザインに仕上げられている。

ツヤ消しの黒背景に金色の模様が施されたギフトボックスの中には、スマートウォッチ本体の入る箱と、本間ゴルフのアイコンであるモグラマークが描かれた金色のマーカー、金色のグリーンフォーク、そして金色のボールが鎮座している。

HONMAのゴルフクラブのイメージだという黒と金のデザインが美しい

ウォッチフェイスには、本間ゴルフのゴルフクラブにデザインされる松の葉が使用された「松文様文字盤」がデフォルトで設定。画面点灯時に模様が浮かび上がる際、穴からモグラが顔を出すギミックが可愛い。このモグラをタッチすると、ダイレクトでゴルフモードに移行できるのは便利で嬉しいところ。

右側の穴からモグラが顔を出す。秒針はHONMAのゴルフクラブをイメージ

スマートフォンにインストールした「HUAWEI ヘルスケア」からスマートウォッチを設定完了したら、ゴルフ場のマップをアプリからウォッチ本体にインポートする。インターネット経由でのマップのダウンロードは数十秒。ゴルフ場によって通信状況は異なるので、できれば事前に自宅などで準備しておきたい。

ゴルフ場は圏外となる場所もある。今回はモバイルWi-Fiにてダウンロードを無事終了

ラウンド中も終わった後もサポートしてくれる

いよいよコースに出て、3名の方々と同組となりラウンド開始。ブリック&ウッドクラブのマップを立ち上げると、ピンまでの距離、バンカーなどハザードの位置などコースレイアウトの全容が一目で確認できる。任意の位置をタップしてクラウンを回すとマップを拡大縮小でき、とても便利だ。

スタート地点で手首のウォッチを確認し、まっすぐを狙ったティーショットはまあまあの感じで胸を撫で下ろす。2打目、3打目もウォッチのマップで確認しつつ、バンカーを避けて無事ショットする。

黄色い数字がグリーンセンター、下の数字がグリーンのフロントエッジ、上の数字がグリーンのバックエッジまでの距離を示す

いよいよグリーンに乗せていきたい4打目に、ウォッチで残りの距離を確認。ボールの位置からは打ち上げでグリーン面は見えない状況だが、こういう時にグリーン状況をマップで確認できるのは非常に助かる。高低差を見てピンの手前を狙ってショットし、ピンの横にオン。グリーンに上がり形状をマップで確認し、スライスを読みつつ、2パットでなんとか上がることができた。

ヒートマップでグリーンの傾斜度合いと矢印で球の転がる方向が示される

ディスプレイの最大輝度3000ニトで、日差しが強い中でもはっきりと見えるという。普段はApple Watch SE3(40mm)を装着してゴルフアプリを使っているが、ファーウェイはディスプレイが丸く大きく、格段に見やすい。

ウォッチ右下のボタンを押すと、スコアカードの画面が表示され、合計打数、パット数がすでに入っているのに驚いた。次の画面に進むと、ティーショットの方向を記録できる。毎ホール記録しておいて途中で振り返ると、今日の曲がり傾向が確認できそうだ。

合計数とパット数が自動登録されるので間違いがあれば訂正できる。ペナルティも忘れず記録しておきたい

グリーンの方向がコンパスのように表示できるのも便利だった。グリーン方向がブラインドになっている場合、ボールの位置からグリーン方向がわかると、狙いがより正確に定められる。ドッグレッグホールのティーショットでおおいに役立った。

グリーンの円周線の上にちょこんと出た三角形が示すのがグリーンの方向

今回はアップダウンの多いコースで難儀したものの、参加者で助け合いつつハーフラウンドを終えられた。スコアは初めてのコースとしては悪くない結果で、これもHONMA×HUAWEI WATCH GT 6 Proのおかげかもしれない。

またラウンド終了後には、自動的に記録されたスコアやショット分析が表示でき、アプリからはボールの全着弾地点も確認できる。目を背けたくなりつつ、課題のリアルな洗い出しに役立てることができた。

スマートフォンのアプリにラウンドでの着弾地点がアニメーションで示される

ショートコースまで網羅するマップ

個人的に驚いたのは、日本の99%以上のゴルフ場を網羅しているというコースマップ。グローバルのプロバイダーのデータを活用しているそうで、自宅近所にある農家の敷地内に設定されたショートコースまで入っていた。またバッテリー持ちもよく、GPSフル使用のハーフコースラウンドで、10%〜20%程度しか減らなかったように思う。

イベント中は全機能を使いこなせなかったが、見やすいGPS距離計が腕にあり、一目で情報が確認できるのは心強い。ドライビングレンジでのモードも用意され、ゴルフ上達のサポートとしてもありがたいと思う。ゴルフ機能はスマートウォッチの機能の一部だが、細かなところまで行き届いた仕様が嬉しく感じた。

「これからも手を緩めず開発」

ハーフコースラウンドの前には、ファーウェイ・ジャパンのハ・レイ氏と本間ゴルフの小川典利大氏がプレゼンを行い、製品に寄せる思いを語った。そのコメントを以下でご紹介する。

華為技術日本株式会社 ファーウェイ デバイス 日本・韓国リージョン プレジデント ハ・レイ氏(左)、株式会社本間ゴルフ 代表取締役社長 兼 最高経営責任者 小川典利大氏(右)

華為技術日本株式会社 ファーウェイ デバイス 日本・韓国リージョン プレジデント ハ・レイ氏

ファーウェイのスマートウォッチはグローバルで出荷台数のシェア20.2%、1位を獲得している。小さなスマートフォンとも言えるスマートウォッチは、当社が培ったスマートフォンの開発ノウハウを存分に活かし優位性を発揮していると自負している。

自分自身もゴルフに親しみ、HONMAブランドが好きで今回のコラボに至った。意見交換しながら日本市場を理解することができ、貴重なアドバイスをいただいて開発に1年間を費やした。ゴルフ人気の高い日本市場で、ファーウェイのスマートウォッチをさらに浸透させていきたい。2万円〜10万円の全スマートウォッチにゴルフ機能を搭載し、これからも手を緩めず開発していく。

株式会社本間ゴルフ 代表取締役社長 兼 最高経営責任者 小川典利大氏

ファーウェイとコラボさせていただいたスマートウォッチは、非常に高い反響をいただいている。社内のメンバーの注文も相次ぎ、そして大変嬉しいことに多くの皆様からの予想を上回るご注文をいただいた。

キャディさん帯同のないセルフプレーが増える中、スマートウォッチ1台でゴルフプレーがサポートされるのは非常に便利なこと。HONMA×HUAWEI WATCH GT 6 Proはゴルフのみならず、さまざまなスポーツや健康管理に対応していて、皆様にぜひおすすめの製品である。

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