Xboxゲームパスに近づいているような
PS Portal、PS5本体なしで使えるようになる可能性。クラウドストリーミングに対応?

PS5専用のリモートプレイ用携帯デバイス「PlayStation Portal」に、待望の新機能がまもなく追加される可能性があると報じられている。
大手掲示板RedditのPS Portal公式サブフォーラムにて、PS Appからキャプチャされたスクリーンショットが投稿された。これはゲームソフト『Deliver at All Costs』のストアページのもので、そこには「このゲームを購入すれば、PS PortalやPS5でストリーミングプレイが可能(PS Plusプレミアム限定)」と記載されている。
この表記が事実であれば、PS Plus最上位プランである「プレミアム」加入者は、購入済みのダウンロード版ゲームをPS5を介さずにストリーミングでプレイできることになる。同投稿者によれば、同様の文言はリメイク版『Dead Space』のストアページにも一時的に表示されていたが、現在は削除されているとのことだ。
現行のPS Plusでは、PS5にインストール済みのゲームをストリーミングするか、またはPS Plusプレミアムで提供されている一部のクラウド対応タイトルのみが対象となっている。つまり今回の新機能は、ユーザーが所有するPS5やPS4のゲームを、PS Portal単体でクラウドストリーミングできるようにするものと考えられる。
これが実現すれば、PS5の電源を入れなくても、さらにはPS5本体を持っていなくても、PS Plusプレミアムに加入してゲームを購入するだけでPS Portal上でプレイできるようになる。PS Portalが単なる「PS5アクセサリー」から脱却し、より独立した携帯ゲーム機としての利便性を大幅に高めることになるだろう。
現時点でこの件に関してソニー公式の発表はなく、実際に実装されるかどうかは不明である。しかし、異なる2本のタイトルのストアページに同様の文言が表示された事実を踏まえると、単なる表示ミスとは考えにくく、将来的に実現する可能性は高いとみられる。
PlayStation Portalは発売直後から予想を上回る人気を集めており、ソニーも今後のアップデートで機能拡張を検討していると示唆していた。PS5を持たない層にもPS Plusプレミアム加入を促し、将来的にはPS4/PS5タイトルを動かす完全自立型携帯ゲーム機への布石となる可能性もある。
