無印iPadは有機EL化の予定ナシ
iPad mini、有機EL/防水モデル登場か。MacBook Air、iPad Airも有機ELになる可能性

アップルは今後、MacBook Air、iPad Air、そしてiPad miniに有機ELディスプレイを搭載する計画を進めていると米Bloombergが報じている。
同社の未発表製品に詳しいMark Gurman記者によれば、アップルはすでに3製品の有機EL版をテスト中だという。有機ELディスプレイは各画素が自発光するため、現行の液晶ディスプレイよりも色の再現性が高く、コントラストも高くできる。また、バックライトが不要となることでデバイスのさらなる薄型化も実現しやすい。
このうち、最初にアップグレードされるのはiPad miniになる可能性が高いとされ、早ければ2026年にも登場する見通しだ。さらに、iPhone並みの耐水性能を備えた新設計の筐体が検証中であり、新たな防水構造の採用も進められている。
これに関連して、アップルは振動技術を活用した新しいスピーカーシステムを開発しており、従来のようなスピーカー穴をなくすことに成功したという。iPhoneがスピーカーや充電ポートに防水ガスケットを使用するのとは異なり、構造そのものから開口部を排除するアプローチを取っている点が特徴である。
こうした改良の結果、米国での販売価格は現行より100ドル上がり、599ドル〜となる可能性が高い。日本では現行の7万6800円(税込)から、有機ELモデルでは9万円を超えるとみられている。
また、MacBook Airも将来的にMacBook Proに続いて有機EL化が予定されている。もっとも、Proモデル初の有機EL版が登場するのは2026年末から2027年初めとされており、Airモデルの有機EL化は早くとも2028年になる見通しだ。
一方、次期iPad Airは引き続き液晶パネルを採用するが、その次の世代で有機ELへ移行するという。iPad Airが有機EL化する最後のiPadになるとされており、エントリーモデルのiPadには現時点で導入予定はないとのことだ。
