ほかカメラやRAM容量でも差が付けられそう

iPhone 17e、ついにダイナミックアイランド採用か。ただし60Hz止まり

多根清史

Image:Thanes.Op/Shutterstock.com

Appleの次期廉価モデル「iPhone 17e」について、iPhone 16eで採用されていたノッチ(画面上部の切り欠き)に代わり、ダイナミックアイランドが搭載される可能性があると報じられている。

中国SNS「Weibo」の著名リーカー数码闲聊站(Digital Chat Station)はフォロワーの質問に対し、「iPhone 17eは最も安価なiPhoneで、60Hzのダイナミックアイランド画面を再利用する」と述べた。iPhone 16eの画面がiPhone 13・14シリーズと共通設計であることから、17eも同様の方針を採るようだ。

同氏は以前にもiPhone 17eにダイナミックアイランドが搭載されると報告しており、今回の発言はその再確認にあたる。ただし今回はリフレッシュレートが60Hzにとどまる点を強調しており、iPhone 17シリーズ全モデルが120Hz対応となる中で、廉価モデルとの差別化が図られる見込みである。

ダイナミックアイランドとは、画面上部の楕円形エリアにカメラやFace IDセンサーを収め、通知や進行中のアクティビティ、音楽プレイヤーの操作UIなどを表示する仕組みである。これが初めて廉価モデルに採用されることになる。

iPhone 17eは6.1インチの有機ELディスプレイを搭載し、60Hz駆動のダイナミックアイランド仕様になるとみられる。これは実質的にiPhone 15標準モデルと同じパネルを再利用する構成であり、アップルが上位機種の技術を1〜2年後の廉価モデルに流用する傾向を踏まえると、信ぴょう性は高いと考えられる。

また今回のリークは、iPhone 17eが2026年前半(おそらくiPhone 16e発売の約1年後)に登場し、A19チップを搭載するという噂を裏付ける内容でもある。

一方、BloombergのMark Gurman記者は、iPhone 16と16eの差が比較的小さかったのに対し、「iPhone 17(標準モデル)は17eよりも大幅に優れているだろう」と述べている。120Hz対応やカメラ性能のほか、RAM容量などでも差別化が行われる可能性がある。

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