やっと決着か
米財務長官、米中が「TikTokに関する最終合意」得たとし「30日に韓国で発表予定」と述べる

米国のべセント財務長官は10月26日、米CBSの朝番組の中で、米国と中国がTikTokの米国への事業売却に関する協議で「最終合意」にいたったとし、木曜日に韓国で行われる米中首脳会談でこの件に関する発表を行う予定だと述べた。
べセント氏は先月、スペイン・マドリードで行われた両国間の協議で合意への大枠がまとまったと述べていた。またトランプ大統領もその後、取引をスムーズに勧めるための大統領令に署名している。
合意の詳細については語られていないが、ベセント氏は「私の仕事は中国側に合意を得てこの取引の承認を得ることだった。この2日間でそれを無事に達成できたと確信している」と述べている。この合意により、TikTokの米国における資産は米国の所有者のもとに移管される。ちなみに、米国におけるTikTokユーザー数は1.7億人にのぼる。
大統領令の内容によれば、TikTokの米国における事業は新たに発足する取締役会が管理することになり、セキュリティ面の業務についてはオラクルが指揮を取る格好になるとのことだ。米国で継承するTikTokの事業には、推奨アルゴリズムやソースコード、コンテンツモデレーションなども含まれるという。また、この取引のため、9月17日に設定されていた同事業の売却期限は2025年12月16日まで延期されている。
また、この事業に投資する企業はオラクルのほか、大手ニュースメディアのFOX Newsを所有するFOX Corp. アンドリーセン・ホロウィッツ、そしてトランプ氏の義理の息子が率い、先日にはゲーム大手のEAの買収にも関わっていたシルバーレイク・マネジメントの名前があがっている。
- Source: CNS News
- via: TechCrunch
- Coverage: Reuters(1) (2)
