HYBRIDは在庫限りで終了

HHKB、静音仕様のシンプルな有線キーボード「Professional Classic Type-S」。日本語配列も用意、ラインナップ刷新

編集部:平山洸太

「HHKB Professional Classic Type-S」

PFUは、Happy Hacking Keyboard(HHKB)ブランドのキーボード新モデル「HHKB Professional Classic Type-S」を10月21日に発売する。英語配列と日本語配列を用意し、カラーはそれぞれ墨/白/雪の3色をラインナップする。価格は31,900 円(税込)で、PFUダイレクト4店舗(本店、Amazon店、楽天市場店、Yahoo!店)の直販限定となる。

3つの色を用意する

静音仕様の「Type-S」を冠した、有線接続のみのシンプルかつコンパクトなキーボード。これまでHHKBの廉価モデルには日本語配列は用意されていなかったが、ユーザーからのニーズも考慮し、日本語配列も選べるようになっている。新たにキーマップの変更ツールもサポートし、キーマップのカスタマイズも行える。

「Type-S」となっている

2019年12月以来のProfessionalシリーズのラインナップ刷新。本モデルの発売に合わせて、最上位のワイヤレス対応モデル「HYBRID Type-S」、廉価版の有線モデル「Classic Type-S」、英語配列/白・刻印モデル/有線のみのレジェンダリーモデル「Classic」という構成となる。廉価のワイヤレス対応モデル「HYBRID」および、Classicの墨/無刻印モデルは在庫限りで販売終了する。

ラインナップの推移

本モデルを同社は「HHKBの原点に静粛性を備えた新しいスタンダード」だと説明。大きな特徴とするHHKBの「合理的なキー配列」と「静電容量無接点方式による極上のキータッチ」を備えつつも、有線接続のみのミニマルな仕様とすることで価格を抑えている。

なお、キートップには耐久性の高い昇華印刷印字を採用。キー中央に文字を印字する、センター印字を採用している。すべて刻印ありのモデルとなるため、無刻印を希望するユーザーは、別途購入して交換する必要がある。

なおType-Sとは、「高速タイピング性(Speed)」と「静粛性(Silent)」という意味。キー内部に衝撃吸収材としてPORON素材のOリングを入れることで、キーが持ち上がった際のノイズ(2.5〜5kHz
)を吸収するという。

キースイッチの内部構造

さらに、内部にはハウジングとプランジャというパーツがあるが、プランジャ側の金型設計をより精密にすることで、従来より30%ブレを抑えているそうだ。また、Oリングの厚みとプランジャの足の長さ調整によって、ストロークを4mmから3.8mmに短縮し、高速タイピングにも配慮している。

上が新モデル、下がレジェンダリーモデルの「Classic」

発売を記念し、11月27日にファン交流イベント「HHKB ユーザーミートアップ vol.9」を予定する。先着80名の限定で、参加費は3000円(税込/軽食・プレゼント付き)。時間は18:30~21:00(開場 17:30)、場所はLINE ヤフー株式会社 本社内イベントスペース「LODGE」(千代田区紀尾井町)となる。詳細は特設ページを確認されたい。

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