価格は初代と同じ約60万円から

アップル、M5チップ搭載の「Vision Pro」。120Hz対応、高速化、新たなデュアルニットバンド採用

編集部:平山洸太

「Apple Vision Pro」(Image:Apple)

アップルは、新たな「M5チップ」を搭載したMRヘッドセット「Apple Vision Pro」を10月22日に発売する。価格は599,800円(税込)からで、ストレージは256GB、512GB、1TBをラインナップする。

M2チップを搭載していた初代モデルから、チップを更新したマイナーチェンジモデル。初代モデルは2024年2月に米国で発売され、日本には同年6月に上陸していた。価格は初代モデルから据え置き。

本体を頭部に固定するバンドは、2つのストラップによって快適なフィットを目指した「デュアルニットバンド」にアップグレード。S/M/Lの3サイズが用意されており、購入時にはiPhoneのApple Storeアプリから自身に最適なサイズを見つけられるとのこと。このバンドは16,800円(税込)にて単体でも購入できる。

デュアルニットバンドを横から見た画像(Image:Apple)

新たなM5チップには10コアCPU/10コアGPU/16コアNeural Engineを搭載。ピクセルを前世代より10%多くレンダリングでき、よりくっきりとしたテキスト、より精細なビジュアルを実現するという。最大120Hzのリフレッシュレートにも対応(従来は最大90Hz)。AIを活用した機能の実行速度が向上し、Personaの収録や写真の空間シーンへの変換などは最大50パーセント速く、他社製アプリでは最大2倍速くなったとしている。

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