ただしPC版とXbox版のみ

アマゾン、声でゲーム操作する「Alexa Game Control」発表。NPCと会話できる

Image:Plaion

ドイツにて開催中の欧州最大級ゲームイベント「gamescom 2022」にて、米Amazonが音声でゲームを操作できる「Alexa Game Control」を発表し、対応タイトルの第1弾がゾンビサバイバルゲームの続編『Dead Island 2』となることが明らかになった。ただし、対応プラットフォームはPCとXboxに限られている。

このAlexa Game Controlは、その名の通り、音声アシスタント「Alexa」の技術を活用し、声だけでゲームやその他のソフトとやり取りできるようにするものだ。ゲームが対応していれば、音声を使ってNPCと会話したり、武器を交換したりなど「声」にまつわる行為が行えるようだ。もちろん、ゲーム内でアクションするたびに「Alexa」と言う必要はない。

その守備範囲はゲームの枠を超え、「Alexaが提供するすべての機能」だという。たとえばスマートライトを操作してゲームのムード作りをしたり、タイマーを設定してゲームのやめ時をリマインドしたり、あるいはゲームを中断せずに食事の注文さえできる。

さらに、この新技術を使うにはEchoなどのAmazon製デバイスも必要なく、Amazon Prime会員になる必要もない。Alexa Game Controlはゲーム自体へソフトウェア的に組み込まれており、PCやXboxにマイクやヘッドセットを接続するだけで使える、と謳われている。

なお今後、Alexa Game ControlがPS5向けに提供される可能性があるのか、8月25日時点では不明である。また『Dead Island 2』に続く対応タイトルも明らかにされていない。

またDead Island 2は、gamescomのオープニングナイトライブにて発表されたばかりの新作タイトルだ。第1作の『Dead Island』(邦題は『デッドアイランド』)は2011年、PCおよびPS3やXbox 360向けに発売。南国を舞台としたオープンワールドで、突き抜けた明るさと残虐描写、それに爽快なハクスラ(ひたすら敵を倒して強い武器を収集)、凝ったスキルツリー等のRPG要素が人気を集めた。

音声コマンドによりNPCに指示を出せるシステムは、おそらく『ギアーズ オブ ウォー』や『コール オブ デューティ』シリーズなど、同僚NPCとともに戦う1人プレイゲームと相性がいいはず。追加タイトルの発表や、PS5への対応も期待したいところだ。

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