ChatGPTもニセモノがいろいろありましたね
話題の動画生成アプリ「Sora 2」の偽物が出回る。うっかりインストールしないように

10月1日にOpenAIがリリースしたAI動画生成アプリ「Sora 2」は、前バージョンよりもリアルかつ精緻な音声付き動画を簡単に生成できるようになり、動画制作の概念を根本から変えるポテンシャルを見せる一方で、著作権キャラクターなどを次々と生成できることのほうが注目を集めている。
そんな行儀の悪い「Sora 2」だが、その注目度に乗じてSora 2の名を語るニセモノアプリもApp StoreおよびGoogle Playストアに続々と登場しているようだ。
最初にこの問題に気づいた9to5Macは、Sora 2のリリース直後にアップルのApp Storeで12個のクローンアプリを発見したとしている。それらのなかには、アプリ名称は違うのにOpenAIやSoraのロゴマークを使っているもの、Sora 2だと言いながらAI動画生成エンジンにはGoogle Veo 3を使っているアプリもあったという(Veo 3も立派な動画生成AIだが)。さらに悪質なものは、アプリ内課金でアクティベーションさせたり、高額なサブスクへの登録を促すものもあった。
幸いなことに、これらのパチモンアプリたちはすでにApp Store上から削除されている模様だ(改名前の名称とアイコンに戻ったのかもしれない)。日本のApp Storeでも、明らかにSoraを真似たようなアプリはすぐに見つけることはできない。
また、OpenAIはまだSoraアプリをApp Storeでしかリリースしていない。もしGoogle PlayストアでAndroid版を発見したら、それは正規のものではない。
9to5Macは、その他のインターネット上の別の場所アプリストアでも野良のSoraクローンアプリを発見する可能性があると指摘する。特に、PC用のデスクトップ版と称する野良Soraアプリは、マルウェアが仕込まれている可能性が高いだろう。PCユーザーはもしSora 2アプリを見つけてもダウンロードせず、 公式のWebアプリを使うのが無難だ。
なお、Sora 2は当初は米国とカナダのみで正式リリースされており、他の国ではまだ招待コードがなければ利用することはできない。もし無料で利用でき、なおかつSora 2をうたうアプリがあれば、飛びつく前にリリース元などをよく確認することをおすすめする。
- Source: 9to5Mac John Gruber (Threads)
- via: BGR
- Coverage: OpenAI