ケース付き運用なら問題なしか

iPhone 17 Proのディープブルーに傷が目立つとの報告。アルミ製フレームの弱点か

多根清史

Image:Apple

特定のiPhone 17 ProおよびPro Maxモデルに、擦り傷が付きやすい可能性があると報じられている。

Bloombergの記者は、iPhone 17発売直後に世界各地のApple Storeを訪れ、iPhone 17 ProとPro Maxのディープブルーモデルに、わずか数時間の展示で既に目立つ擦り傷が確認されたと伝えている。

また、ブラックのiPhone Airも傷がつきやすいとされる。さらに純正MagSafe充電器を使用した場合、iPhone 17 Proモデルの背面に充電器の跡が残る可能性もあるという。

中国のユーザーがiPhone 17シリーズ背面に傷が付いた写真をWeiboに投稿し、その関連ハッシュタグはトップトレンド入りして4000万回以上の閲覧を記録した。X(旧Twitter)上でも、店頭展示されたiPhone 17 Proにひっかき傷がついた動画が投稿されている。

アップルはiPhone 17シリーズのProモデルにおいて、従来のチタン製フレームからアルミニウム製シャーシに戻している。アルミニウムは傷がつきやすい素材であり、特に濃い色では傷が目立ちやすい。2012年発売のiPhone 5でもブラックモデルで同様の苦情が相次いでおり、歴史が繰り返された形である。アップルは新しい耐傷コーティングを導入したと説明しているが、実際には完全ではない可能性がある。

YouTuberチャンネル「JerryRigEverything」による耐久テストでは、iPhone 17 Proの背面カメラバンプの縁が特に傷つきやすいと指摘された。これは、陽極酸化処理による着色アルミニウム酸化物層が鋭角部分に付着しにくい性質によるものである。ただし、拭き取ることで目立たなくなると指摘されている。

もっとも、これらの擦り傷はあくまで外観上の問題であり、機能には影響しない。多くのユーザーがケースを使用していることから、この問題に直面することは少ないだろう。

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