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Meta、未発表スマートグラス「Ray-Ban Display」と「Sphaera」をうっかり漏らす

Munenori Taniguchi

Image:Meta/UploadVR

Metaは、告知済みのイベント「Connect 2025」まであと数日に迫った9月15日、突然新しいスマートグラス製品の「Meta Ray-Ban Display」と「Sphaera」の存在を(うっかり)明らかにした。

UploadVRが最初に報じた動画には、新型のメガネフレーム「Meta Ray-Ban Display」と、カメラを搭載する新しいOakleyサングラスが映っている。

「Meta Ray-Ban Display」のほうは右のレンズにディスプレイが組み込まれており、ユーザーはこのディスプレイに表示される情報を見ながら、Meta AIに質問したり、ナビゲーション表示をしたり、街なかの看板を翻訳したりできるようだ。

Image:Meta/UploadVR

さらにリストバンド型の操作デバイスでテキストメッセージを書くこともできる。これはAR表示される情報とスムーズにインタラクションするための、ひとつの解決策と言えるかもしれない。リーク動画では、ユーザーが微妙な指の動きでメガネを操作する様子が映っているが、これはもしかすると、今年初めにCNBCがMetaがコードネーム「Hypernova」のために開発中だと報じた、sEMG(表面筋電位)によるジェスチャー操作技術を使用しているのかもしれない。

Image:Meta/UploadVR

今回のMetaのリークでは、スポーツ向けのスマートグラス「Oakley Sphaera」も明らかになった。Metaの、スマートグラスであることをあまり目立たせないデザインとは対象的に、Oakleyのデザインは目間にデデンとカメラがわかりやすく配置され、ユーザー視点のアクティビティ映像を撮影していることを周囲にアピールするかのようだ。

2種類のスマートグラス製品が明らかになったことで、MetaはRay-Banモデルで日常生活へのARグラスの持ち込みを図り、OakleyモデルではGoProなどのアクションカメラ的な用途をよりスタイリッシュにすることを考えているように見える。

そして、その方向性は2本立てながら、アップルのVision Proなどに比べて、より的が絞れているように感じられる。「Meta Ray-Ban Display」を操作する様子はSF映画のデバイスが実現するようなイメージを抱かせ、「Oakley Sphaera」はより広範なユーザーの興味をひきそうに感じられる。

日本時間9月18日9時から開催されるMeta Connect 2025イベントで、マーク・ザッカーバーグ氏がこれらのデバイスをどのように発表するのかが楽しみだ。

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