「Liquid Glass」が見どころ

9月16日に「アップル新OS」一斉配信。iOS 26、iPadOS 26、macOS Tahoe、watchOS 26、visionOS 26提供へ

編集部:平山洸太

「iOS 26」(Image:Apple)

アップルは、9月16日に同社の次期OS「iOS 26」「iPadOS 26」「macOS Tahoe」「watchOS 26」「visionOS 26」を提供すると発表した。いずれも無料のソフトウェアアップデートとして配信される。これまでナンバリングは各バージョンを示していたが、西暦の下二桁に変更され、すべてのOSで統一の数字となっている。

いずれのOSも新たなデザイン言語である「Liquid Glass」によってUIを刷新したことが大きなトピックス。半透明のガラスのようなLiquid Glassは、2013年9月に発表された「iOS 7」で採用されたフラットデザインに次ぐ、10年以上ぶりのアップデートとなる。

Image:Apple

Liquid Glassは、ボタン等が背景のカラー情報などに合わせて変化するなど、まるでガラスのように反応することが特徴。さらに、UIの四隅をディスプレイの丸みを帯びた角と同心に設計することで、ソフトウェアとハードウェアの調和が高まり、より多くのスペースを使えるようになると説明されている。

UI以外の機能面でも拡充が図られており、たとえばiOS 26では、Apple Intelligenceによりオンデバイスで動作するライブ翻訳機能に対応(メッセージやFaceTimeなどで利用可能)。またiPadOS 26はマルチタスク機能が強化され、Macに近いマルチウィンドウ機能が利用できるようになる。

対応端末については、iOS 26はiPhone 11以降、iPadOS 26はiPad Pro(M4)、12.9インチiPad Pro(第5世代以降)、11インチiPad Pro(第3世代以降)、iPad Air(M2以降)、iPad Air(第5世代以降)、iPad(A16)、iPad mini(A17 Pro)、iPad mini(第6世代)となっている。

また、macOS TahoeはAppleシリコンを搭載したMacコンピュータと、T2 Securityチップを搭載したIntelベースのMacコンピュータで利用可能。watchOS 26はApple Watch Series 6以降、Apple Watch SE(第2世代)、すべてのApple Watch Ultraモデルが対応する。

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