必要な機能に絞ってお求めやすく

LG、洗わず衣類をリフレッシュできる“The All New LG Styler”、価格を抑えた新モデル

編集部:平山洸太

「SC5MNR4G(ダークグリーン)」

LG エレクトロニクス・ジャパンは、衣類ケア家電 “The All New LG Styler” シリーズの新モデルとして、「SC5MNR4G(ダークグリーン)」を11月に発売する。価格はオープンだが、税込328,900円前後での実売が予想される。なお、9月11日12時から10月19日22時にかけてMakuakeで先行販売を実施し、最大34%オフの217,000円(税込)から購入できる。

ハイグレードモデルの使い心地はそのままに、必要な機能に絞ることで価格を抑えたというモデル。本体にはダークグリーン色を採用し、指紋や汚れが目立ちにくいマットな質感に仕上げている。

The All New LG Stylerは、衣類や小物に付いたニオイ、シワ、花粉、ダニ、菌、ウイルスなどを自宅でリフレッシュできるという製品。「LG Styler」は、2017年に日本初投入。2024年には “The All New” を冠し、進化したスチーム技術とムービングハンガー、乾燥機能を搭載したハイグレードモデル「SC5GMR80H(ブラックミラー)」を投入している。今回の製品はその下位モデルという位置付け。

ブラックミラーの上位機能から価格を抑えつつも、基本的な機能は踏襲。一方で、ハンディースチーマーを非搭載、操作パネルをよく使う機能に絞ってシンプル化させることで、約5.6万円ほど価格を抑えている。操作パネルは従来は液晶ディスプレイで41種類のコースから選べたところ、7種類のみに変更した。

操作パネル

新モデルではユーザーの声をもとに開発したという。「操作パネルの指紋が気になる」「もう少し安ければ」「シンプルかつ簡単に使いたい」という声があったという。マットな質感の本体、低価格化の実現、操作パネルのシンプル化といった改良は、そうした声を反映したかたちだ。

新モデルでは、5着分のハンガーを搭載。加えてドアの内側には、ズボンのシワを取り除きつつセンタープレスをキープする「EZ Fit PantsPress」を搭載する。なお、操作パネルに登録されたコースは7種類のみだが、上位機同様に41種類に対応しており、スマートフォンアプリから選ぶことで利用できる。さらに、本体パネルには好みのコースを3つまで追加登録できる。

「EZ Fit PantsPress」を搭載
アプリの画面

本体内には2つのヒーターを搭載し、コースに合わせてスチーム量を調整することで衣類を傷めずにケアする「DUAL TrueSteam」を搭載。ニオイ、花粉、菌を99%以上低減できるとしている。繊細なスチームのコントロールにより、カシミアやシルクといった素材にも対応する。

ハンガーが1分間に最大350回の立体的なスイング(左右+ツイスト)をする「Dynamic MovingHanger」を搭載。この動きによって、衣類についた花粉やホコリを99%以上落としつつシワを伸ばすとしている。

5着の衣類をハンガーに掛けられる

2つのヒートポンプによって短時間での乾燥を可能にする「DUAL Inverter HeatPump」を搭載。リフレッシュコース(標準)では、約38分で衣類をリフレッシュできる。

ほか、部屋全体の除湿にも対応しており、除湿能力は最大10L/1日。ドアの下から空気を吸引し、庫内の熱交換器で凝縮、乾燥した空気を上部から排出する仕組みとなっており、ドアを閉じたままでも除湿ができる。

ドアを開いた様子

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