ライブ翻訳機能は日本語にも対応の見通し

AirPods Pro 3に心拍・体温センサー搭載か。リアルタイム翻訳は延期の見通し

多根清史

Image::photoschmidt/Shutterstock.com

アップルが間もなく発表すると見られる新型ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro 3」には、心拍センサーと体温センサーが新たに搭載される一方で、ライブ翻訳機能の導入は遅れる見込みだと報じられている。

これは米9to5Macが匿名の情報源をもとに伝えたものである。心拍数モニタリング機能については以前から噂されており、Beats Powerbeats Pro 2に搭載されたことで実現が確実視されていた。

もう1つの体温センサーについても、複数の情報源が可能性を示していた。たとえばBloombergのMark Gurman記者は、外耳道から体温を取得することで、Apple Watchが手首で測定する値よりも正確になると述べている。AirPodsは単なるオーディオ機器ではなく、健康関連デバイスとしての役割を強めていく方向にあるようだ。

その一方で、発売直後にはライブ翻訳機能(会話のリアルタイム翻訳機能)が間に合わない可能性が高いとされている。Gurman氏もアップルが開発中であると報じており、最近ではiOS 26のベータ版から同機能の存在を示すコードが確認されていた

Image:9to5Mac

匿名の情報源によれば、ライブ翻訳機能は「現時点では未完成であり、後のソフトウェアアップデートで追加される可能性が高い」とのことである。これまでアップルがAirPods Pro 3の発表時に温存して披露するのではと考えられてきたが、9月10日午前2時(日本時間)のスペシャルイベントでは言及されないかもしれない。

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