健康関連機能はApple Watchユーザーには意味が薄そう

AirPods Pro 3の充電ケースは小型化、ペアリングボタン消滅か

多根清史

Image:Framesira/Shutterstock.com

今週初め、BloombergはAirPods Pro 3がまもなく登場すると報じていた。その直後、AirPods Pro 3のデザインがAirPods 4の変更点を取り入れるとの噂が伝えられている。

この情報はリーカーのAsher Dipprey氏によるもので、AirPods Pro 3の充電ケースはわずかに小型化され、ペアリングボタンが廃止されるという。代わりにケース本体をタップして操作できる設計になるとのことだ。

こうした仕組みはAirPods 4と同様であり、同機種のケース前面には静電容量式の「隠しボタン」が搭載されている。結果として、AirPods 4とAirPods Pro 3のデザインや操作性は統一される見通しである。

さらにケースの小型化に合わせて、AirPods Pro本体もサイズダウンする可能性が高い。AirPods Pro 2が登場してから3年が経過しており、今回が大幅なデザイン刷新となる可能性が浮上しているわけだ。

この予想を裏付ける形で、別の著名リーカーであるMajin Bu氏も同様の指摘をしており、詳細は後日自身のブログで明らかにするとしている。

BloombergのMark Gurman記者も以前から「新たなデザイン変更が近く発表される」と伝えていたが、その具体的な中身については触れていなかった。

AirPods Pro 3については、デザイン刷新のほかに新型チップの搭載や音質の向上、さらには心拍数モニタリングや体温測定機能の追加といった噂もある。これら健康関連機能はApple Watchと重複する部分があるものの(同時に装着した場合、iPhoneのヘルスアプリはおそらくApple Watch側のデータを優先する)、ワークアウト市場に強いインパクトを与える可能性がある。