Powerbeats Pro 2に搭載済み
AirPods Pro 3、2025年内登場か。心拍数モニタリングを初搭載の見通し

次期AirPods Pro(第3世代モデル)は2025年内にリリースされる予定であり、重要な新機能として「心拍数モニタリング」が搭載されると報じられている。
アップルの内部事情に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、今年秋に登場する新製品として「Apple Watchのアップデート」や「高速なVision Proヘッドセット」、「M5チップ搭載のiPad Pro」を挙げ、その1つとして新型AirPods Proも投入されると述べた。さらに同氏は、昨年末に伝えた「心拍数モニタリング機能を搭載したモデルが開発中」という情報を改めて確認している。
Bloombergの報道によれば、新型AirPods Proには心拍数モニタリング機能が搭載される見込みである。アップルはすでに今年初めにPowerbeats Pro 2に同機能を導入している。これはイヤフォンを両耳に装着し、機能を有効化した際に、LED式光学センサーが毎秒100回以上のパルスで血流を測定し心拍を検知する仕組みである。さらにNike Run Clubなどのフィットネスアプリとリアルタイム連携し、ワークアウト中のデータを収集してiPhoneの「ヘルス」アプリに同期させることも可能である。
この心拍数モニタリングはApple Watchの心拍センサー技術を基盤としている。そのため、ユーザーがPowerbeats Pro 2とApple Watchを同時に装着した場合、多くのアプリはデフォルトでApple Watchのデータを優先使用する。次期AirPods Proにおいても同様の仕様となる可能性が高い。
心拍数モニタリング以外にも、次期AirPods Proでは以下の改良が見込まれている。
- 音質の向上
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)の強化
- デザインの刷新
- 体温測定機能の追加
現行のAirPods Pro 2は2022年9月に発売され、2023年9月にはUSB-C充電ケースの採用といった小規模なアップデートが行われた。もし今年秋に第3世代モデルが登場すれば、3年ぶりの大きなアップデートとなる。