128GBでは容量不足ぎみなので256GBへの倍増は妥当?
iPhone 17 Pro、50ドル値上げか。代わりにストレージ256GBからになる可能性

アップルの次期「iPhone 17 Pro」モデルは、米国での基本価格が50ドル上がると噂されている。さらに基本ストレージ容量がこれまでの128GBから256GBに倍増すると、著名リーカーが主張している。
これは、中国Weiboを拠点とするリーカーの刹那数码(Instant Digital)氏が述べたものである。Proモデルの基本価格が値上げされる見通しは複数の情報源が伝えていたが、ストレージに関する具体的な情報はおそらくこれが初めてである。
アップルは2017年にiPhone Xを発売して以来、米国ではProモデルまたは同等グレードのiPhoneを基本価格999ドルで販売してきた。この噂が事実であれば、iPhone 17 Proは8年間維持してきた価格帯の記録を破ることになる。
この情報が正しければ、iPhone 17 ProではiPhone 16 Proに存在した128GBストレージ構成が完全に廃止される見込みとなる。2TBなどの上位オプションが追加されなければ、256GB、512GB、1TBの3種類が選択肢となる。最低ストレージが倍増し、ユーザーは値上げと引き換えにより多くの容量を標準で得ることになる。
アップルはこの戦略を以前にも採用した。2023年には、iPhone 15 Pro Maxの基本価格を1099ドルから1199ドルに値上げし、256GBを新たな最低ストレージとしている。これにより値上げを正当化したが、今回は2年後に小型のProモデルでも同じアプローチを取る可能性がある。
さらに、最近のProモデルでは128GBストレージに機能的・実用的な制限があった。たとえばiPhone 16 Proでは、動画撮影においてProRes形式の4K記録ができず、1080p画質に制限されている。これはストレージ容量の制約によるものと見られる。加えて、iOSやシステムデータが約25〜30GBを占有するため、実際に使用可能な容量はおよそ100GBにとどまる。こうした点を考慮すると、基本容量を256GBに底上げすることは妥当といえそうだ。