今の時点でのうわさです
次世代PlayStation、“PS5の3倍高性能”で価格そのままのうわさ

時が経つのは早いもので、次世代機と言われた(現在でもたまに言われる)PlayStation 5も発売からほぼ5年が過ぎ、後継機に関するうわさ話もしだいに頻繁に聞かれるようになってきた。
YouTubeチャンネルMoore’s Low Is Deadでは、このPlayStationの次世代機について、そのスペックや価格、発売時期に関する割と詳細な情報を、視聴者に語っている。
ここで語られる情報の根拠は、AMDが2023年にソニーに提供したプレゼンテーション資料に基づくとしている。実際のところ、このような早期に出てくる情報は製品の最終仕様が決定される前のものである可能性が高く、鵜呑みにするのは避けるべきだとMoore’s Low Is Dead自身が述べている。だが、次世代PlayStationがどのような方向性の製品になるかを予想するための資料にはなるだろう。
Moore’s Low Is Deadが伝えるところでは、資料からは次世代PlayStationは低消費電力であることと、価格をPlayStation 5と同程度、具体的には最低価格を499ドルに収めることを重要視している可能性がうかがえるという。
それでいて、3Dグラフィックの描画パフォーマンスはPlayStation 5の3倍、PS5 Proの約2倍ほどになるという。また、膨大な数に上るPlayStation 4以降のゲームに対する互換性も維持されるとのことだ。
ここで注目なのは、最低価格を499ドルに収めるという点だ。現在のレートでは499ドルは約73,000円なので、現行のPlayStation 5の価格ともほぼ一致する。ライバル機であるXbox方面のうわさでは、次世代Xboxはメインストリームの据え置き型ゲーム機ではなく、ゲーム機とゲーミングPCの中間に位置する「PC-in-a-box」的な製品になる可能性があると予想されている。つまり次期PlayStationよりも性能的に高くはなるものの、その分価格も高くなる可能性が高まるということだ。
ただ、これらの次世代機よりも売れ筋製品になるのは、Nintendo Switchに似た携帯型ゲーム機になるとの見方もある。任天堂が発売したNintendo Switch 2は、初代発売時の約2倍の販売ペースで売れており、少し前なら据え置き型ゲーム機でしかプレイできなかったタイトルも、続々と発売され始めている。
当然ながら、PlayStationの携帯型ゲーム機に関するうわさも出ている。次世代PlayStationを補完するものになるとされるこのゲーム機は、新しい情報によると、microSDスロット、M.2 SSDスロット、タッチスクリーン、触覚振動機能、デュアルマイクが搭載されるという。
また別のうわさでは、この携帯型ゲーム機はROG Xbox Ally Xを凌ぐ性能を備え、USB-Cポート経由で映像を出力できるとも言われている。こちらの価格は、400~500ドルになると予想されている。
そして、次世代PlayStationとソニーの携帯型ゲーム機の発売時期は2027年秋から2028年初頭になる可能性があるとのことだ。
どの情報もあくまでうわさでしかないことを念頭に置きつつも、これらの情報をもとに、将来のゲームがどのような構成で、どのような性能になり、どのようなゲームが登場するのかを夢想する時間は、ハードウェアギークにはたまらないものかもしれない。
- Source: Moore's Low Is Dead(YouTube)
- via: Engadget