大きな新機能の追加はiOS 26/macOS 26待ち
iOS 18.6やmacOS 15.6などリリース。目立った新機能なし、重大なバグやセキュリティ修正

アップルは7月30日未明(日本時間)、iOS 18.6およびmacOS 15.6の正式配信を開始した。
いずれも目立った新機能はなく、主にバグ修正とセキュリティアップデートが中心である。アップデートは、iOSおよびmacOSともに「設定 > 一般 > ソフトウェアアップデート」から実行可能だ。
iOS 18.6のアップデート内容
- 写真アプリの不具合修正:メモリームービーが共有できないことがある問題を修正
- アクセシビリティ関連の修正:VoiceOverがパスコードを読み上げてしまう不具合を修正
- プライバシー関連の修正:マイクやカメラのプライバシーインジケータが正しく表示されない問題に対応
- メールアプリの不具合修正:ドラフト作成時、「リモートイメージ読み込みOFF」に設定していても強制的に画像が読み込まれる不具合を解消
- セキュリティ修正:WebKit関連を中心に合計20件以上の脆弱性を修正
macOS 15.6のアップデート内容
- DFUモード関連の重大な修正:FinderおよびApple Configuratorにおいて、一部デバイスをDFU(Device Firmware Update)モードから正常に復元できないバグを修正。これにより、復元失敗による「文鎮化」リスクが軽減され、Apple Storeやサポートセンターへの持ち込みが不要となるケースが増える見込み
- セキュリティ修正:87件以上の脆弱性を修正。内容はroot権限の不正取得、サンドボックスの突破、権限昇格、メモリ破壊、サービス拒否(DoS)、情報漏えいなど多岐にわたる
大規模な新機能追加やUI刷新は、秋に登場予定のiOS 26およびmacOS 26を待つ必要がある。とはいえ、アップデートを怠ると情報漏えいやシステム障害といったリスクが高まるため、全ユーザーにできるだけ早い適用が推奨される。
なお、iPadOS 18.6、watchOS 11.6、tvOS 18.6も合わせてアップデートが行われている。
- Source: 9to5Mac(1) (2)