Core 2 DuoはPebble 2 Duo、Core Time 2はPebble Time 2になります

Pebbleの名、生みの親のもとへ帰る。「商標取り戻した」共同創業者ミジコフスキー氏が報告

Munenori Taniguchi

Image:Core Devices

電子ペーパーをウォッチフェイス部分に採用し、元祖スマートウォッチとも呼ばれたウェアラブル製品「Pebble」の共同創業者で、現在はPebbleOSを搭載するPebble風スマートウォッチを開発販売するCore DevicesのCEOエリック・ミジコフスキー氏が、「Pebbleの商標を取り戻すことができた」ことを自身のブログでファンに報告した

Pebbleは、2016年にFitbitに2300万ドルで買収された。だがその後、FitbitがGoogleに買収され、GoogleがPebbleOSをオープンソース化。そしてミジコフスキー氏は今年、PebbleOSを搭載し、かつてのPebble製品そっくりな新しいスマートウォッチ製品「Core 2 Duo」と「Core Time 2」を発表した。

晴れて「Pebble」の商標が戻ったことで、ミジコフスキー氏は今後、「Core 2 DuoはPebble 2 Duoに、Core Time 2はPebble Time 2になった」と述べた。

Pebbleがかつての名称に回帰することは、長年忠実にPebbleを支持してきたファンにとっても非常に大きな出来事と言えるだろう。「Pebbleの後継~」や「元Pebbleの~」的な呼び方ではなく、正真正銘「Pebble」と呼ぶことができる。

ミジコフスキー氏も「Pebble関連のソフトウェアおよびハードウェアプロジェクトでPebbleという単語を使えるようになる」と述べた。つまり、今後は公式アプリ、ウォッチフェイスその他様々なものに、堂々(サードパーティのプロジェクトも含め)Pebbleの名で作ることができる。

pebble.comドメインはいまだにGoogleの所有であり、記事執筆時点ではまだ、このURLにアクセスすると、GoogleストアのFitbitのページに転送されてしまうが、もはやGoogleにはPebbleのドメインを持ち続ける必要がないはずだ。

なお、晴れてPebble 2 Duo、Pebble Time 2と呼ばれるようになった新製品は、当初は7月に発売予定とされていたが、まだ量産段階に達することができていない。伝えられるところでは、(かつてのPebbleにはなかった)スピーカーを搭載するために、防水設計が非常に複雑になったことが影響しているようだ。それでもPebble 2 Duoは8月下旬に最初の量産バッチが出荷可能になると予想されている。Pebble Time 2は現在、エンジニアリング検証テスト段階とのことだ。

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