わーい、これで一生ゲームボーイを眺められる!
初代ゲームボーイを組み立てよう。「LEGO Game Boy」セットが10月1日発売、価格は9280円

知育ブロックメーカーLEGOは、今年1月に予告していた任天堂とのコラボレーションによる、初代ゲームボーイのLEGOブロックセット、「LEGO Game Boy」セットを正式発表。同社ウェブサイトで予約受付を開始した。日本語サイトでも予約開始しており、価格は9280円(税込)、発売日は10月1日となっている。
この製品は421ピースのブロックで構成されている。LEGOいわく「ほぼ1/1」スケール(わずかに小さい)とのことだ。セットには、ゲームボーイ本体のほかに『ゼルダの伝説 夢をみる島』と『スーパーマリオランド』のカートリッジもブロックで再現されて付属している。さらに、ゲームボーイの起動画面や付属ゲームのプレイ画面を再現した交換用画面も付いている(これはレンチキュラー式になっており、見る角度を変えると画面が数パターンに変化する)。
残念なのは、これがあくまでLEGOであり、LEGO以上の機能がないことだ。どこかが光ったり、音が出るといったギミックもない。これはただ組み立てて、それを眺めつつ、かつての思い出を振り返るためだけのものだ。

どうしてもLEGOでできたゲームボーイが欲しいという、熱心なLEGOファンには最高の製品だろう。しかし、幼少~少年期に実際にゲームボーイで遊んでいたのなら、やっぱり眺めるだけでなく、動作するものが欲しくなるかもしれない。
ちなみに初代ゲームボーイは、1989年に発売された当初は1万2800円という価格だったが、1994年には8000円に値下げされた。仮にいま本物のゲームボーイを復刻生産したとしても、価格的に『LEGO Game Boy』セットより安価にできあがりそうではある。たとえば、任天堂は2016年にファミリーコンピューターの復刻版としてゲームソフト数十本を内蔵した「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」を発売したが、その価格は5980円(税込)だった。
また、初代ゲームボーイは現在も動作する個体がオークションや中古市場に数多く出回っている。程度によって価格は上下するが、ただ眺めるだけでなく動作するものが欲しい場合、また多少のキズや汚れがあっても、本物にこだわりたいのなら、それらを探してみるという手もある。