レイトレ4Kでも『Cyberpunk 2077』がサクサク動作するそうです

見た目はPC-98風、中身はRTX 5080のゲーミングPC

Munenori Taniguchi

Image:Maingear

高級PC、高性能ゲーミングPCのメーカーであるMaingearは、1990年代の横置き型デスクトップPCを模したデザインの限定モデル「Retro95」を発表した。古くからのPCユーザーなら、このデザインを見てPC-9801 VXやそのあたりのPC-98製品を思い出すことだろう。

Retro95という名称からも、MaingearはこのデザインをWindows 95が登場した頃のデスクトップPCをイメージしているようだ。だが、PC-9801 VXといえば、さらに10年も前の1986年に発売されたNEC製の16bitマシンだ。

なお、このPCケースはMaingearが独自に作ったものではなさそうで、PCパーツメーカーSilverstoneが製造販売している「FLP01」という瓜二つの自作用PCケースがある。こちらは日本のAmazonなどでも入手可能だ

Image:Silverstone

Retro95に話を戻すと、見てのとおりのレトロな外観とは裏腹に、その中身は最新の高価なPCパーツがてんこ盛りだ。

最も大きなアピールポイントは、GPUにGeForce RTX 5080を搭載しているところ。このGPUと、インテルもしくはAMDのCPUの組み合わせにより、4Kレイトレーシング表示で『Cyberpunk 2077』を快適にプレイできるパフォーマンスを発揮するという。どうせなら、外観がPC-9800シリーズなのにひっかけて、CPUにはRyzen 7 9800X3Dでキメたいところだ。

そのほかのスペックは、最大96GB DDR5 RAM、最大8TB Gen4 NVMeストレージ、標準Noctuaファン、580W電源ユニットを選択可能。フロッピードライブ部分を開けると2基のUSB-A(3.0)、およびUSB-C端子が隠されている。その他、主要パーツはカスタマイズ可能なので、GPUをRTX 5050に変更するなどして価格を安価に抑えることもできる。最小構成は1599ドルだ。

見た目は40年ものの骨董MS-DOSマシンなのに、レイトレ4Kでバリバリとゲームができるギャップを楽しみたいなら、入手を画策してみても良いかもしれない。

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