Galaxy Z Fold7よりやや小さい?
折りたたみiPhoneは7.8インチ? 調査会社がさらなる裏付け

アップルが折りたたみiPhoneを開発中であり、早ければ2026年秋に発売されるとの予想は、これまでにも複数のアナリストや情報源が伝えてきた。今回、それを補強する新たなレポートが登場している。
台湾の調査会社TrendForceによれば、折りたたみiPhoneの発売時期は2026年後半が有力とされており、市場に新たなブームをもたらす可能性があるという。
すでに折りたたみスマートフォンは、中〜高価格帯スマホ市場においてブランド差別化の強力な手段となっている。ただし、折り目のシワや耐久性、高価格といった課題はいまだに解消されていない。アップルの参入は、高価格帯ユーザーの関心を一気に引き上げ、折りたたみスマホの主流化を加速させる可能性が高いと見られている。
また、折りたたみiPhoneの画面構成については、「5.5インチの外部ディスプレイ」と「7.8インチの内部(折りたたみ)ディスプレイ」と述べられている。こうした寸法は、著名アナリストMing-Chi Kuo氏を含む複数の情報筋とも一致している。
ちなみに、サムスンの最新折りたたみ機「Galaxy Z Fold7」は6.5インチの外部ディスプレイと8インチの内部ディスプレイを搭載しており、折りたたみiPhoneの画面サイズはいずれもやや小さくなる見込みだ。
さらにTrendForceは、2025年内における折りたたみスマートフォンの世界出荷台数が1980万台に達するとの予測を示している。しかし、価格やハードウェアの改善が進んでいるにもかかわらず、市場普及率は約1.6%と見込まれ、前年比と同水準にとどまる見通しである。
一方で、サムスンが引き続き折りたたみ市場をリードするものの、ファーウェイ、Honor、レノボ、Xiaomiなど他ブランドの台頭により、2025年の世界シェアは前年の45.2%から35.4%へと低下するとも予測されている。
なお、サムスンディスプレイはアップルの折りたたみ製品向けに専門チームを再編し、アップル専用の折りたたみディスプレイ生産ラインも構築中であると報じられていた。サムスン(正確には同グループに属するサムスン電子)は、2019年に初代折りたたみ機「Galaxy Fold」を投入して以来、数年にわたってディスプレイの改良を続けてきた。その成果が、ようやくアップルの厳しい品質基準をクリアする水準に達したようだ。
- Source: TrendForce
- via: MacRumors