AppleCare+の盗難・紛失補償がiPadやApple Watchにも拡大
アップル「AppleCare One」米国で開始。最大3台まで月額20ドルでカバー

アップルは、複数の同社製品を1つのプランで包括的にカバーできる新たなサブスクリプション型保証サービス「AppleCare One」を発表した。2025年7月24日時点では米国限定で提供されており、日本を含むその他の地域での展開は不明である。
このサービスは月額19.99ドルで、最大3台までのデバイスを保証対象とする。4台目以降は、1台ごとに月額5.99ドルで追加可能だ。AppleCare+と同等の保証内容が提供され、バッテリー交換や落下・水没といった偶発的な損傷に対する無制限の修理、さらに24時間365日の優先サポートも含まれている。
AppleCare Oneでは、購入から最大4年以内のデバイス(ヘッドホン類は1年以内)を追加登録できる。従来のAppleCare+では購入から60日以内の加入が必須だったため、加入可能期間が大幅に拡大されたことになる。ただし、追加対象となる製品は「良好な状態」である必要があり、診断チェックが実施されるようだ。
また、これまでiPhone限定だったAppleCare+の盗難・紛失補償が、iPadおよびApple Watchにも拡大された。これにより、iPadやApple Watchを紛失した場合でも、「探す」アプリで紛失マークを設定するなどの一定条件を満たせば、補償請求が可能となる。
アップルは、iPhone/iPad/Apple Watchを個別にAppleCare+で契約するよりも、AppleCare Oneに加入することで月額最大11ドルの節約になるとして、そのコストパフォーマンスの高さをアピールしている。
AppleCare Oneは、アップルのエキスパートによるワンストップのサービスとサポートを受けられ、「シンプルで手頃な安心」が得られるという。故障した製品のカテゴリーに頭を悩ませることなく、公式の窓口に連絡すればだいたいは解決するというわけだ。
今回の発表は、複数のサービスを1つのプランに統合した「Apple One」に続く動きでもある。なお、アップルは前四半期において、サービス分野で過去最高の収益を記録したと報告している。
- Source: Apple