タイミングは依然として流動的
M5 MacBook Proは2026年にずれ込みか。同時期にM5 MacBook Airも登場?

次期Appleシリコン「M5」を搭載したMacBook Proが2025年内に登場するとの見通しは、これまでに何度か報じられてきた。だが、アップルがその方針を転換し、2026年前半の投入を計画していると伝えられている。
アップルの未発表製品に詳しいBloombergのMark Gurman記者はかつて、M5チップを搭載する14インチおよび16インチMacBook Pro(コードネームJ714/J716)が2025年後半に登場すると述べていた。しかし現在では、2026年初頭の発売が「社内の目標」とされているようだ。
現行のM4/M4 Pro/M4 Maxを搭載したMacBook Proは、2024年10月に発表され、11月に発売された。ここ数年の新型Macは、9月のiPhoneイベントのあと、10月または11月に発表されるのが恒例となっている。そのため、今回の報道が事実であれば、1年ごとの年次アップデートは見送られることになる。
もっとも、Gurman氏は「タイミングは依然として流動的」としており、2025年内に新型Macが入手可能となる可能性がゼロではないと示唆している。
M5 MacBook Proのラインナップは、2021年以来の現行デザインを踏襲する最後のモデルになる見込みである。次世代モデル(M6以降)は、新しい筐体デザインと有機ELディスプレイに移行する計画とされている。
またアップルは、2026年初頭にM5チップを搭載したMacBook Air(コードネームJ813およびJ815)や、2022年のStudio Display以来となるMac用外部ディスプレイの新型を発売する計画とのことだ。これらはM5 MacBook Proと近い時期に発表・発売される見通しである。
さらに、今回の記事では以下のような点にも触れられている。
- 「iPhone 16e」の後継となる「iPhone 17e」は新型「A19」チップを搭載し、SEシリーズのように数年ごとではなく年次アップデート路線へ移行する。
- エントリーモデルの無印iPadは、2026年3月または4月に登場する可能性がある。
- 次期iPad AirはM4チップにアップグレードされるが、デザインには大きな変更がないと見られている。
なお、2026年に「A18 Pro」を搭載したMacBookが登場するという噂もあったが、Gurman氏は今回の報道でそれについては言及していない。