チップはSnapdragon 8s Gen 4

Xiaomi、最新SoCと6500mAhバッテリー搭載で価格を抑えた「POCO F7」

編集部:平山洸太

「POCO F7」(サイバーシルバーエディション)

シャオミ・ジャパンは、スマートフォン「POCO F7」を7月8日に発売する。同社公式ストアでの販売価格は、256GBモデルが54,980円、512GBモデルが64,980円(どちらも税込)。発売から7月14日23時59分までの期間限定で、両モデルとも6000円引きの早割りキャンペーンも行う。

同社POCOブランドのフラグシップとなる「F7シリーズ」の最新モデル。ユーザーから “無印のF7” を出してほしいという声が多かったことから、投入することを決めたとしている。POCOシリーズはオンライン専売というコンセプトではあるが、日本ではXiaomi Storeの実店舗でも取り扱うとのこと。

すでにF7シリーズには、最上位の「POCO F7 Ultra」、その下位となる「POCO F7 Pro」が展開されており、F7はF7 Proの下に位置している。F7のターゲットとして「現在ミドルレンジの端末を使っていて、もう少しパフォーマンスの高い端末が欲しいが、10万円弱の価格は出したくない」というユーザーを想定しているそうだ。

POCOブランドのラインナップ

ディスプレイはPOCO Fシリーズ史上最大となる6.83インチのAMOLEDを搭載。解像度は1.5K、リフレッシュレートは120Hz、ピーク輝度は3200nit。フリッカーフリーを始めとしたテュフラインランドの各種ディスプレイ認証を取得しており、目の負担を少しでも軽くするように配慮している。

本体はデザイン性の高さと高級感、そして堅牢性の高さを追求したとしている。サイドのフレーム素材にはアルミを採用。ディスプレイのベゼルは1.9mmで、F7 Ultraと同様の狭額縁と説明する。本体カラーはブラックとホワイトに加えて、独特な背面デザインのサイバーシルバーエディションも用意する。

ホワイトとブラックも用意

プロセッサーはQualcommのSnapdragon 8s Gen 4を採用。日本で始めて同チップを搭載した端末であるとアピールしている。パフォーマンスについては、前モデルの「POCO F6(日本未発売)」と比較して、AnTuTuベンチマークのスコアも39%向上している(スコア2,084,535)。メモリは12GB。

バッテリーはPOCO史上最大となる6500mAh。90WのHyperChargeにより、大容量ながら30分で30%の充電が行えるとする。また大容量のバッテリーを活かすための仕様として、有線接続のリバース充電では、22.5Wの出力が可能。

POCO史上最大となる6500mAhのバッテリー搭載

また冷却にはPOCO史上最大となる、6000平方ミリメートルの3DデュアルチャンネルIceLoop冷却システムを搭載。加えて、ゲーム体験を最適化するWildBoost Optimization 4.0に対応しており、長時間のゲームプレイでも安定したフレームレートを維持できるとしている。

背面のカメラは2眼構成で、5000万画素の広角(ソニー製IMX882センサー)、800万画素の超広角を搭載。ほか、4回のOSアップデートと6年のセキュリティアップデートが予定されている。本体はIP68の防塵防水設計に対応。濡れた手でもタッチ操作できるという、ウェットタッチテクノロジーも備える。

サイバーシルバーエディションのカメラ部分

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