iPhone 17シリーズ全モデルが地味なアップグレードになりそう

iPhone 17、6.3インチに大型化? 120Hz対応もProMotion非搭載か

多根清史

ImageWongsakorn 2468/Shutterstock.com

今年秋に登場予定の「iPhone 17」シリーズのうち、標準モデルは従来のiPhone 16(6.1インチ)よりも大きな6.3インチディスプレイを搭載するとのリーク情報が伝えられている。

中国の著名リーカーである数码闲聊站(Digital Chat Station)氏がWeiboに投稿した情報によれば、iPhone 17の標準モデルは6.3インチ(正確には6.27インチ)へと大型化するという。

iPhone 17の標準モデルが大きめのディスプレイを搭載するとの話は、複数の情報源が以前から指摘している。ディスプレイ専門アナリストのRoss Young氏も同様の予想を示し、iPhone 17 Proと同じ画面サイズになると述べていた。本体サイズはそのままに、ベゼルを細くして画面占有率を向上させるとみられる。

Young氏によると、iPhone 17シリーズの画面サイズは以下のとおりである。

  • iPhone 17 Pro Max:6.9インチ
  • iPhone 17 Pro:6.3インチ
  • iPhone 17 Air:6.6インチ
  • iPhone 17:6.3インチ

さらに、iPhone 17標準モデルは120Hzのリフレッシュレートに対応するとも噂されている。当初はProMotion(1Hz〜120Hzの可変リフレッシュレート)に対応するという話もあったが、別の中国リーカーである定焦数码(Fixed Focus Digital)氏は「標準的な120Hz画面だけを搭載する」と述べている

もしこの情報が正しければ、ProモデルのようなLTPO技術は使わず、従来どおりLTPS技術にとどまるということになる。120Hz化によってスクロールやアニメーションは滑らかになるが、バッテリー消費の最適化や静止画面での省電力化(1Hz運用)は期待できないだろう。

さらに、iPhone 17のフロントカメラはiPhone 16の12MPから24MPへとアップグレードされる見通しだ。一方で搭載チップセットはiPhone 16から引き続きA18、RAM容量も8GBのままと予想されている。

これらを総合すると、iPhone 17標準モデルは「画面が大きく120Hzになるが常時表示は非対応で、自撮りカメラの性能が向上したiPhone 16標準モデル」といった立ち位置になるだろう。

なお、iPhone 17 Proモデルに搭載予定のA19 Proチップも性能向上よりも、バッテリー駆動時間の向上が優先されるとの噂があり、今年は全般的に控えめなアップグレードになりそうである。

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