まずは英語圏から

Googleが検索アルゴリズム改善、中身のないSEO特化コンテンツを一掃へ

Image:PK Studio/shutterstock.com

Googleが、より役に立つコンテンツを見つけられるよう検索にいくつかの更新を行うと発表した。来週から世界中の英語ユーザーを対象に実施されるとのことだ。

一定のアルゴリズムに基づいて表示順が決定されるGoogle検索については、検索結果の上位に表示されることを目的としたSEO(検索エンジン最適化)という手法が存在している。もちろん、SEOの実施自体は悪いことではなく、作成したコンテンツをより多くの人に見てもらうためには有効な方法だ。

しかし中にはSEOのみに注力し、中身のない低品質なコンテンツも多く存在しているのが実情となっている。こうした低品質なコンテンツのランキングを下げ、「人によって、人のために作られた」高品質なコンテンツを見つけやすくするのが更新の狙いとなっている。

「helpful content update(役立つコンテンツアップデート)」と呼ぶこの更新により、Googleの社内テストでは、特にオンライン教育、アート、エンターテイメント、ショッピング、テクノロジー関連のコンテンツで検索結果に改善が見られたとしている。

また今後数週間以内に、製品レビューに関しても、高品質で独自のレビューを、さらに簡単に見つけられるようにするという。なおGoogleは3月にも、独自の視点を持った、実際に製品を使用した人のレビューを上位に表示するよう更新を行っていた

これらの更新は、まずはグローバルな英語での検索に影響するが、将来的には他の言語にも拡大予定としている。

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