あえてクラウド型のAIを採用

OPPO、エントリーでも“フラグシップ級”のAI機能を実現うたう新スマホ「OPPO Reno13 A」

編集部:平山洸太

「OPPO Reno13 A」

OPPOは、スマートフォン「OPPO Reno13 A」を6月26日に発売する。カラーはルミナスネイビー、チャコールグレー、アイスブルーの3色。価格は48,800円(税込)。

“OPPO Reno A” シリーズの最新モデルとして、AI機能の強化をアピールするスマートフォン。ディスプレイは6.7インチの有機ELを採用する。解像度はフルHD+(2,400×1,080ピクセル)で、リフレッシュレートは120Hz、最大輝度は1,200nit。濡れた手でも操作できるスプラッシュタッチ機能、手袋をしたまま操作できる手袋モードも搭載。スピーカーはステレオになった。

ディスプレイは6.7インチ

背面カメラは3眼構成で、広角カメラ(約5000万画素)、超広角カメラ(約800万画素)、マクロカメラ(約200万画素)を搭載。広角カメラは光学式手ぶれ補正(OIS)を備えている。インカメラは約3200万画素。動画撮影は4Kに対応する。

3つのカメラを搭載

AIを活用した撮影機能を搭載。写真の背景に入ってしまった複数の人物を自動認識して一括消去することもできる「AI消しゴム2.0」、ピンボケや手ブレした写真をシャープにする「AIぼけ除去」、ガラスの反射を除去できる「AI反射除去」などを利用できる。画像を自動生成できる「AI Studio」も搭載する。

背景の人物を一括で消すことが可能に

プロセッサーにはQualcommのSnapdragon 6 Gen 1を搭載する。RAMは8GB、ストレージは128GB。冷却にはAIで利用シーンに合わせて最適な温度を計算しつつ、ベイパーチャンバーで放熱させるシステムを搭載している。

本体はIP68に加えて、IP69の防塵防水に対応。これにより、真水への浸水だけでなく、高圧洗浄の水圧、80度の熱湯噴射にも耐えられるようになった。米軍MIL規格の耐衝撃テストもクリア。ディスプレイにはAGCの強化ガラスDragontrail STAR2を採用しつつ、クッション性に優れた構造を採用し、落下や衝撃への耐性も高めている。

カラーは3色。左からチャコールグレー、ルミナスネイビー、アイスブルー

バッテリー容量はシリーズ最大となる5800mAh。45W SUPERVOOCという独自急速充電技術に対応し、約30分で1%から44%まで充電できる。また、45W PPSもサポート。加えて長寿命設計により、4年間使用しても80%以上の最大容量をキープできるとする。

5800mAhのバッテリーを搭載

OSはAndroid 15ベースのColorOS 15を搭載。独自アプリ「O+ Connect」をiOS/iPadOSインストールすることで、OPPO端末とiOS/iPadOSデバイス間でのファイル送受信も行える。外形寸法は約75W×162H×7.8Dmmで、質量は約192g。

なお、FeliCaは引き続きサポートするものの、これまで背面パネルにあったFeliCaロゴの印字はなくなっている。また、背面素材はポリカーボネートとなる。

発表会では、オウガ・ジャパン 専務取締役の河野謙三氏が登壇し、OPPOは「エントリーモデルからハイエンドまでAI機能を導入していく」と表明。あえてクラウド型のAIを採用することで、エントリーモデルであっても最上位である「Find X」シリーズに匹敵するAI機能を搭載でき、これによって「価格の壁を技術で打ち破る」と宣言した。

フォトセッションの様子。左からオウガ・ジャパン株式会社 専務取締役 河野謙三氏、オウガ・ジャパン株式会社 営業推進部 プロダクトマネージャー 中川裕也氏

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