コンテンツの数も制限されそう

Netflixの広告つき低価格プラン、オフライン視聴できない可能性

Image:Proxima Studio/Shutterstock.com

米動画ストリーミング大手Netflixは「広告つき低価格プラン」を2023年初めまでに導入予定だが、他の高価なプランと比べて様々な制限があるとの噂がいくつか届けられてきた。そして新たに、広告付きプランではオフライン視聴のために番組をダウンロードできないという可能性が浮上している。

開発者のSteve Moser氏は、Netflixアプリ内から「広告つきNetflixを除くすべてのプランでダウンロード可能です」とのテキストを発見したと報告している。つまり他のプランでは番組や映画をスマートフォンなどに保存して(回線環境のない)通勤中や外出先で視聴できるが、広告つきプランのみ機能を制限されるかもしれないわけだ。

この発見はMoser氏の個人ブログで公開され、米Bloombergも引用して報じた格好だ。Moser氏はBloombergに、広告付きプランでは(オンライン視聴での)広告をスキップすることも、広告が流れている間はプレイバック機能も使えないようだとも語っている。

Netflixはオフライン視聴について肯定も否定もしていないが、米TechCrunchに「わが社はまだ、低価格の広告付きプランをどのようにローンチするか検討する初期段階にあり、何の決定も下していない。つまり、これは現時点では単なる憶測に過ぎない」との声明を出している。

7月にも同社の共同CEOテッド・サランドス氏は、この低価格プランでは全てのライセンスド・コンテンツ(他の権利元から合法的に配給してもらう第三者のコンテンツ)が揃うわけではないと認めていた。なぜなら広告付きプランの元では再交渉する必要があるから、とのことだった。

このことから、オフライン視聴の制限も「より高価なプランに誘導したい」以外の理由があるとも推測できる。

TechCrunchは、オフライン視聴で広告を配信するのは技術的に難しいかもしれない、と指摘している。たとえば米HuluもHBO Maxも、広告つきプランではダウンロード機能は提供していない。

逆にいえば、広告つきでもダウンロード機能があれば、競合他社の同様のプランよりも魅力があることになる。Netflixは今回の報道につき「単なる憶測に過ぎない」と述べていたが、消費者の反応を見てから方針を変える可能性もありそうだ。

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