2027年に血糖値モニタリング搭載はマユツバ

Apple Watch Ultra 3、2025年に登場か。AirPods Pro 3は2026年に延期とのアナリスト予測

多根清史

Image:charnsitr/Shutterstock.com

著名アナリストの主張によると、アップルはApple Watch Ultra 3を2025年内に発売する見通しだ。

大手証券会社GF SecuritiesのアナリストJeff Pu氏は、投資家向けにアップル製品の予想ロードマップを公開した。それによると、Apple Watch Series 11とApple Watch Ultra 3が今年中に発売されるという。例年通りであれば、iPhone 17シリーズと同時に発表される可能性が高い。

アップルは2024年内にUltraシリーズの後継機を投入せず、Ultra 2にブラックチタニウム仕上げを追加したのみだった。今回の予想が正しければ、約2年ぶりに後継機が登場することになる。

これだけの開発期間を経ているため、従来の年次アップデートよりも大幅な進化が期待されている。たとえばBloombergのMark Gurman記者は、Ultra 3が衛星通信と5Gに対応する可能性を指摘している

2025年のアップル製品ロードマップとしては、Ultra 3のほかに、iPadの画面を組み合わせたホームハブ製品であるHomePodの登場や、第3世代AirPods Proの発売が2025年にずれ込むことが予想されている。AirPods Proに関しては、アップルの未発表製品に詳しいMing-Chi Kuo氏の見解とは一致するものの、他の情報源とは矛盾する点もある。

Pu氏は、2027年のApple Watchに「血液モニタリング(Blood Monitoring)」機能が搭載されると予想している。これを非侵襲性(注射針を使わない)の血糖値測定機能だと推測する向きもあるが、時計のような小型機器に搭載するにはまだ数年かかると複数の情報源が伝えており、現時点での信憑性は低いかもしれない。

また、この機能が血圧モニタリングを意味する可能性もある。しかし、血圧モニタリングは2025年モデルに搭載されると噂されており、2027年ではむしろ遅すぎる印象だ。今後、より具体的な続報が待たれる。

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