飛散防止フィルムを剥がしてはいけない理由も実証
Nintendo Switch 2、ペンチで50回叩いても壊れず。YouTuberが驚きの耐久テスト

いまだにNintendo Switch 2の品薄が続いており、抽選販売の結果に一喜一憂するユーザーが後を絶たない。そうした状況の中、著名YouTuberが「ペンチで50回叩く」といった過酷な耐久テストの結果を公開して注目を集めている。
新型iPad Proを折り曲げることで話題となったYouTuber、ザック・ネルソン氏(JerryRigEverything)は、今回も過激な手法で新製品の耐久性を検証した。
動画の冒頭では、Switch 2の画面にカッターで傷をつけた直後、貼られていた保護フィルムを剥がしている。これは、画面破損時の飛散を防ぐ目的で任天堂が装着している「飛散防止フィルム」であり、絶対に剥がしてはならないと公式に警告されている行為である。
内部構造の確認を終えたネルソン氏は、プライヤー(ペンチ)を使ってSwitch 2の画面を計50回叩いた。最初の13回でJoy-Conが外れたものの、画面には目立った損傷は見られなかった。さらに打撃を加えても画面は割れず、Switch 2は正常に動作し続けた。
そして50回目の打撃で、ようやくディスプレイに亀裂が入り、内部に薄いガラス層が存在することが明らかになった。その際、針状の破片が四方に飛び散っており、任天堂が飛散防止フィルムの重要性を強調していた理由が実証される形となった。
この時点でSwitch 2は一時的にブラックアウトしたが、電源を再投入することで復旧し、ゲームプレイも継続可能であった。つまり、物理的衝撃に対する画面の耐性のみならず、液晶パネル、タッチセンサー、プロセッサなどの内部部品も正常に動作し続けており、機能面での高い耐久性も示されたことになる。
今回のテストから明らかになったのは、Switch 2の画面が「プラスチック製の保護フィルム」と「薄いガラス層」の二重構造となっている点である。プラスチック層はクッションとして衝撃を分散し、下層のガラスに届くダメージを緩和する役割を担っている。仮にこの保護フィルムを剥がさなければ、50回以上の打撃にも耐えられた可能性は高い。
ネルソン氏は、徹底した耐久試験を経ても「ほぼ壊れない」と証明されたSwitch 2の頑丈さを高く評価しており、日常的な使用においても十分な耐久性を有すると結論づけている。入手が困難な中、苦労して手にしたユーザーにとっても、本製品はそう簡単には壊れないと安心してよいだろう。
なお、Switch 2の本格的な分解および内部構造の詳細分析については、修理業者iFixitによるレポートが公開されている。関心のある向きは、こちらを参照されたい。
- Source: JerryRigEverything(YouTube)
- via: Wccftech